大和心眼ーヤマトシンガンー

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命名『ヒヨコ派』決定か!タカ派と呼ばれる安倍首相、オバマ鷹に丸呑みされるヒヨコとなるか?

2013-02-23 18:28:12 | TPP
こんにちは、千里です。いよいよ本日、安倍首相は、米国オバマ大統領との会談に望むことになりましたが、一番焦点は、やはり『TPP交渉参加問題』です。
23日の会談での日米同盟の強い絆が復活ということで、確認したようです。

★「日米首脳会談」強い絆完全復活、TPPで共同声明  2013.2.23



それににしても、両首脳、あまり喜ばしい顔をしていないということで、たぶん言葉遊びの儀礼的なものであったのかと思います。安倍首相は、TPP参加問題において、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、 交渉参加に反対している姿勢をだすことで、オバマ大統領から条件の再確認ということで、「聖域なき関税撤廃」の例外措置もありうることを取り付けることが目的でした。

どうやら共同声明で発表もされるようで、まずはTPP参加に向けての下準備をしたことになります。オバマ大統領も、ここで反対されては困るので、正式参加するまでは、日本の言い分をとりあえず聞くことにしたようです。参加後、コロと態度が変わると思いますが。


★日米首脳会談 経済再生・TPPについて



さて、このようにTPP交渉参加に先立って、『一方的にすべての関税を撤廃することをあらかじめ求められないこと』を確認しました。

しかし、これはあくまでも、参加前の条件確認のようなもので、参加させてしまえば、交渉過程の中でどうにでもなるだろうと思っているのでしょうか?

このため、こういう『前提条件があるから安心して参加しよう!』という議論にはならず、そもそもなぜ参加することに意義があるのか、その議論をしてもらいたいと思います。

なぜ、参加なのですか?どれだけ日本にメリットがあるのですか?
参加により、国益がどれだけ拡大するのですか?

先週、西田先生が与党になっても、現政権に対して鋭い質問の追求がありました。

★2013.02.18 参議院予算委員会 西田昌司 (35分からTPP質疑)



JALの問題追求はあたりまえで、さらにTPPについて討論しました。

『そもそもメリットは、何なのでしょう』と安倍首相に追求しています。

安倍首相は、『米国とアジアのあたらしい自由貿易圏の追求、そして新しい成長を取り込むことを念頭においている』ということです。
まあ、あまり答えになっていませんが・・・

しかし、その成長は、10年間での経済効果を予測すると、100%関税撤廃した場合、9カ国でたった0.54%、2.7兆円底上げされるという悲しい数値です。これは、成長というよりもまさにGDPの誤差の範囲です。

現在のアベノミクスで、25年度2.5%の経済成長になると予想しているので、TPPなんかに参加しなくても、充分成長していけるのです。これは、日本が貿易立国ではなく、内需立国の国だからです。

そして、下手にTPP参加することで、日本の国益を削ぐ結果になると西田議員は警告しています。つまり、自由貿易協定は、先進国にとって、国内は空洞化につながる政策であり、多国籍企業だけが恩恵を受け、日本の国力そのものは削がれていくことにならないか?ということです。


正しい質問のしかたをすることで、正しい結果が導けるのではないでしょうか?

1)なぜ、TPPに参加したいのか?
2)なぜ、TPPに参加して、何を達成したいのか?ビジョンや目標は何?
3)TPPに参加した場合の日本のメリットとデメリットは何か
4)そもそも参加して、国益は拡大するのか?
5)結果、日本国をどのような方向に持っていきたいのか?
最後に、TPPに参加により国民の安全と安心を守り、今以上に幸福になるのか?

さて、参加する前に、真剣にこのような質問に答えていかなければなりません。

そして、その答えが、TPP参加以外で達成できるならば、この貿易協定だけにこだわり続けるのは、止めなければなりません。なぜならば、国益を考えたとき、参加することがデメリットになる場合もあるからです。

しかしながら、日本のマスコミは、本当の議論をしません。
これは、日経ビジネスが特集している記事ですが、ほとんどTPP参加が前提の議論になっています。

このように、こんなタイトルをつけること事態、マスコミ失格です。

まだ決断していませんが、既成事実をつくろうと必死です。不思議ですね!
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安倍首相、TPP交渉参加決断へ!
安倍晋三首相がTPP交渉に参加する意向を固めたことが分かった。2月下旬の日米首脳会談後、国内調整を経て正式に表明する方向だ。ほかの経済連携交渉を円滑に進めるためにも早期の農業改革が急務となる。

★日経ビジネス オンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20130214/243733/?rt=nocnt
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さらに、こういう特集をして、TPP参加へのメリットを植え付けようとしています。
ほとんど反対の議論がありません。

2011年11月17日 「TPPが食料安保を脅かす」という非常識
第9回 北岡伸一・東京大学法学部教授

2011年11月16日 コメの逆襲はTPPから始まる
第8回 本間正義・東京大学大学院農学生命科学研究科教授

2011年11月15日 TPPなしでは韓国に負ける
第7回 石川幸一・亜細亜大学アジア研究所教授

2011年11月14日 TPPが中小企業を救う
第6回 戸堂康之・東京大学新領域創成科学研究科教授

2011年11月11日 「米国は日本のTPP参加を歓迎する」
第5回 クマール米商務省次官補

2011年11月10日 「TPPに乗り遅れれば二度とチャンスは来ない」
第4回 浦田秀次郎・早稲田大学大学院教授

2011年11月9日 「日本抜きのアジア経済秩序はあり得ない」
第3回 小寺彰・東京大学大学院総合文化研究科教授

2011年11月8日 「TPPは食料自給を考える最後のチャンス」
第2回 庄内こめ工房・斎藤一志代表取締役

2011年11月7日 「農業の守り方を間違った」元農水次官の告白
第1回 高木勇樹・元農林水産事務次官
【日経ビジネスオンラインから引用】


さすが、財界の御用新聞です。このように、ほとんど主要なマスコミは、TPPに対しての反対記事を書きませんので、まるで、TPP参加して、自由貿易協定を拡大することが、日本のとってのメリット、幸福であるように錯覚してしまいます。

ネットでの議論を観ている方は、TPPが不平等条約であり、日本を『経済植民地』にするためのツールであることが理解できると思います。

さて、帰国した安倍首相は、『一方的にすべての関税を撤廃することをあらかじめ求められないこと』をオバマ大統領と確認したということで、TPP参加に向けて議論したいということですが、もしTPP参加ということになれば、その時点で、安倍首相は、歴代の首相の中で、『国を守れなかった男』ということで、ヒヨコになるかも知れません。ターニングポイントで国を破綻に導いたということで、汚点の名前だけしっかり残りますね。

残念ですね。国内では、タカ派、右翼という称号をいただいていた安倍首相ですが、 本当のタカではなかったということで、オバマタカに飲み込まれる『ヒヨコ』だったということです。
TPP参加後は、『ヒヨコ派』ということで、命名しましょうか?

さて、私たち国民は、本当に日本を守ってくれる人は誰なのか?を吟味しなくてはなりません。政治家の中でも、過去に必死に命がけで、国民の財産やかけがえのないものを守ってくれた政治家がいます。さて、安倍首相は、その方々の精神を引き継いでいるのでしょうか?
本当のタカであってもらいたいものですが、ここ数ヶ月を見守っていきましょう。


★眠ったままの日本人へ~中川昭一氏が残したもの



それでは、また。

追伸:面白い、大人気動画だそうで!
このカエルさん、なんと威嚇してるとのこと。







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