大和心眼ーヤマトシンガンー

情報操作、捏造、隠蔽に騙されるな!茹でガエルにならない方法

『アンパンマンマーチ』で気づく、日本人の生き方。日本の未来。

2014-04-03 06:20:24 | 日本国の文化&ルーツ
こんにちは。サクラも満開になり、今週末はお花見など楽しめるのではないでしょうか?1年の中でも、日本人であることを思い出させてくれる行事です。

さて、先週ブラッと書店で本を眺めていたら、次のタイトルが目に飛び込んできました。

『何のために生まれてきたの?』

ドキっとした私は、これは、誰もが人生一度は、考えなくてはならない永遠の命題だなーと思いました。結局、この命題にこたえの光を見つけることができたなら、その人は、人生幸せかもしれません。なぜならば、この答えを見つけるという行為そのもので、きっと廻りも幸せにできるからです。

このタイトル本は、やなせたかしさんの書籍でした。やなせたかしさんといえば、そう、大ヒットアニメの『アンパンマン』の作者として有名です。パラパラめくっていくと、さすが人生経験も抱負だけあって、真理をズバリつく内容で、びっくりしました。実は、この『何のために生まれてきたの?』のいう永遠の命題は、『アンパンマンマーチ』でも使われているそうです。

聞いてみましょう。

★本当は深いアンパンマンマーチ



アンパンマンの元祖となる絵本をつくった時は、54歳。最初のアンパンマンは、人間だったそうで、世界中の飢えた子にアンパンを届けるちょっと太ったヒーローでした。最後は、許可なく国境を超えたため、撃ち落とされてしまうという物語で、最初は誰にも理解されなかったといいます。

最初の絵本を描いてから、ずっと描き続け、69歳になったころに転機が訪れました。テレビディレクターが自分の子供が通う幼稚園にいった時に、1冊のボロボロになった本を見つけたそうです。それが、『あんぱんまん』だったというわけで、お目に止まり、テレビ放映されるきかっけになったようです。

★やなせたかしさん死去 世界一弱いヒーローに込めた思い



さて、この『何のために生まれてきたの?』という著書の中で、大事なメッセージが書かれていました。
やなせたかしさんは、日中戦争に招集され、戦争を体験した本人だからわかる日本人へのメッセージです。

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★戦争の体験

戦争というのは、絶対にやっちゃいけないということです。とにかく殺人をしなくちゃいけない。殺す相手というのは、憎くもなんともないんですよ。家へ帰ればよいお父さんであったり、よい息子であったりするわけでしょう。でも、その人を殺さなくちゃいけない。相手も同じですよね。しかも自分も殺されるかもしれない。

そこには、どんな目的があるのか?正義のためといっても、爆弾が落ちれば、罪のない子供も死んでしまう。戦争というのは、ぜったいやっちゃいけないということを、骨身にしみて感じましたね。どんな理由があっても、戦争はやってはいけない。

戦争というのはいつも、いろいろな理屈をつけるわけです。向こうが非常に悪いから、正義のためにやるんだっていうけど、正義の戦争なんてものはない。間違いなんです。実態は、とくかく計画的殺人で、これはやっちゃいけない。現在でも、それは強く思っています。
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引用:『何のために生まれてきたの?』著者;やなせたかし P31


また、『真の正義』についても語っています。アンパンマン発想の原点です。

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★真の正義とは何か?

正義というのは、立場が逆転するんですよ。僕らが兵隊になって向こうへ送られた時、これは正義の戦いで、中国の民衆を救わなくてはいけない言われたんです。ところが戦争が終わってみれば、こっちが非常に悪い奴で、侵略をしていったということになるわけでしょう。それで向こうは全部いいかというとそんなことはない。悪いこともやっている。ようするに、戦争には真の正義というものはないんです。しかも逆転する。それならば、逆転しない正義っていうのは何か?

ひもじい人を助けることなんですよ。そこに飢えている人がいれば、その人に一切れのパンをあげるということは、A国へ行こうが、B国へ行こうが、正しい行い。だから、ごく単純に言えば、その飢えを助けるのがヒーローだと思って、それがアンパンマンのもとになったんですね。
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引用:『何のために生まれてきたの?』著者;やなせたかし P34


つまり、どれだけ他人を自分のことのように思えるか?他人も、自分も同じだと思えば、お互いが助け合うことしかない世界が出来上がります。またたく間に、世界は、平和と幸福に導かれます。

しかし世間は、そう考えない人間で溢れかえっています。

例えば、4月からスタートした消費税増税。消費税とは、このブログでも取り上げていますが、『弱い人が負担する税金』です。なぜならば、消費者に転化できない弱小企業は、どこかで自腹をきるしかないからです。価格転嫁した場合、逆に収益が下がる可能性もあります。しかし、海外売上額が多い上場企業などは、消費税が上がると儲かります。

なぜならば、輸出戻し税があるからです。たとえば、100円の部品を仕入れると、消費税を上乗せした105円を支払います。海外ではない消費税分5円を国から還付してもらう仕組みです。ここまで聞けば当然だなーと思いますが、実態はまるっきり違い、部品を購入する下請け企業へ、消費税分を支払っている企業などないといわれています。

確かに、実態は、値引き要求などで、消費税分を大企業へ転化できないのが本当のところだろうと思います。ということは、国から貰う還付金は、そのまま丸儲けとなり、大企業だけが潤う構図となっています。つまりは、弱い消費者から税金をとって、大企業へ移転する、所得移転の構造が本質ということです。大企業が儲かれば、政治家は、企業献金が公に許可されているので、これまたぼろ儲けです。

みんなの党の渡辺喜美代表が、DHCの会長から8億円のウラ金を受け取っていたことで、政治の世界と庶民の世界のとてつもない乖離が明らかになりましたが、まさに一部の強者、特権階級だけがカネ儲けできる仕組みになっています。

つまりは、助け合う世界ではなく、弱い者から強い者が搾取する構造が、今の日本の構造です。暖めなければならないところを、暖めずにホってあるということです。いつまで経っても、冷えたまま。1%と99%の二極化社会の到来です。これを変えない限り、ますます一般庶民の弱者から搾取し、その先は戦争に狩り出される未来が見えてきます。

はて?安倍政権は、どこへ向おうとしているのでしょうか?

庶民感覚もなく、福島の復興も今だに見えず、経済対策はなく、消費税で庶民からカネを巻き上げ、さらに憲法改正で戦争できる国に変えようとしている安倍ちゃん政権って、どこかおかしいと思いませんか?
口だけのマヤカシ経済です。

同志社大学の浜教授は、次のように言っています。
すでにドアホノミクスですね。

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『そもそも安倍首相のアホノミクスは、富国強兵を目指したもの。強兵を下支えするために富国に取り組んだように見えます。富国が思惑とおりにいかなかった今、強兵ばかりが目立つようになってきた』と指摘しています。
『国民が食べさせられなくなると、権力者は窮地に陥る。その結果、領土拡張で食いぶちを増やそうという力学が働きます。
貧すれば戦う’で、経済的に追いつめられた若者は、血気にはやり、単純明快な旗ふり役を求めようとする。まともなやり方で立て直そうとする人は、批判され、乱暴な政策が指示を集めるようになるのです。実際2.26事件では、まっとうにインフレを食い止めようとした高橋是清が暗殺されました。隣国を挑発する権力者と、それを指示する若者が目立つ今の日本は、日中戦争に突き進んだ当時とそっくりです
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(引用:日刊ゲンダイ 3月26日号から)

これ、ぜひ聞いてください!⬇⬇⬇
★浜 矩子「今の景気は、出来の悪いホットプレート!」~アホノミクスを斬る!~(大竹・室井)



アンパンマンでも見て、いったい『何のために生まれてきたの?』ということを、人生もう一度、誰もが深く考えてみることがいいかもしれません。そう、特に有権者の代表である政治家の方々に、何のために生まれてきて、何のために政治家になり、今、何をするべきなのか?、日本の未来を真剣に考えてもらいたいですね。利権だけに走る政治家とは、もうオサラバです。トットと、引きずり降ろしましょう。

アンパンマンが首相だったらねー、世界が丸く治まり、平和なるのにねー。

最後に、やなせたかしさんの前向きな生き方が、明るい未来をつくるヒントになると思いますので、紹介します。

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現在と未来しかないの。
そうすると、現在とその未来を
なるべく楽しく、なるべく面白く、
生きたほうがいいんです。
過去のことを、いくら考えてもしょうがない。

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引用:『何のために生まれてきたの?』著者;やなせたかし P6

楽しくなるように、前向きに生きましょう!
韓国も、見習っていれば、日本と共生できるのにね?残念!


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お ま け
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新曲「エンリルと13月の少年」は、反復するピアノリフと力強いサビのメロディが印象的な、“感傷ベクトル流ピアノアンセム”に仕上がっている。“エンリル”とは“風と嵐の神様”という意味で、吹き荒れる嵐に翻弄されながらも、前に進むしかないという覚悟で生き抜く人間の姿が描かれている。(BARKSから引用)

感傷ベクトル - エンリルと13月の少年【MUSIC VIDEO】




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