山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

今年の上沼田神楽

2011年04月19日 00時20分00秒 | 上沼田神楽

4月に入り、今年度が始動した上沼田神楽。当面は5月3日の周防大島町での公演が控えています。

さて、平成18年くらいに芝鬼人、薙刀舞を復活させ、その後の足が止まっていた伝承復活活動。近年、舞手の鍛錬が充実している(?)ことから、更なる演目復活を目指すこととなりました。

古くから上沼田神楽に伝承する12演目のうち、現在舞われていないのは
 ・天の岩戸
 ・天の斑駒
 ・天孫降臨
 ・五郎の王子
 ・大国主の神
の5つ。と、いうことは、7つしか舞っていないのか・・・・・と我らながらビックリ。

ちなみに、現在舞っているのは
 ・天神地祇
 ・事代主の神
 ・火の神
 ・薙刀舞
 ・芝鬼人
 ・黄泉醜女
 ・八俣大蛇
公演での上演は、ワンパターン感が漂っています。。。

復活ターゲットを、神楽オブ神楽である「天の岩戸」に絞り、名誉会長に指導を仰ぐ。
10年以上前に子ども神楽で舞われていたらしいが、その流れを明確に覚えている者は現在の舞子にはいないため、まず流れからの学習。
名誉会長ともなれば、流れはもちろん、縁起(口上)も覚えておられました。サスガだ・・・!

上沼田の岩戸の特徴は、登場人物の多さ。
通常は3~5、6柱だが、うちの場合は8柱登場する。(神様の数の単位は人ではなく「柱」)

もちろん、それぞれに古事記に記された役割があり、その全てに意味がある。

今後鍛錬を重ね、この秋にはお披露目できるよう頑張ります!!