山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

割れた川底

2015年07月14日 23時44分05秒 | 深須のできごと
山口県最大の河川、錦川を上流に向かうと、本流・錦川と、支流・宇佐川とに分かれる。
その宇佐川を更に上っていくと、上沼田神楽が位置する須川地区にたどり着く(上沼田集落は更に山の上だが・・・)。

その須川のとある地区で、一夜にして川が「変わった」のはもう10年くらい前になるだろうか。

それまで普通に「川底」を流れていたが、ある日その川底が割れ、おおきなひび割れが入った。
そして、今ではそのひび割れの底を川が流れている。
話によると粘土質だった割れ目部分が崩落した、という。
下流側の川砂(石)を取り除いているのが影響しているのでは、との噂も聞くが、そうした要因もあれば、日々水で大地を削り続けた要因もあるだろう。

付近の岩石を見てみると、ブロックごとに割れそうな岩の地層の中に、明らかにほかとは違う色の地層があった。
それが何時代の、何の地層なのかは素人にはさっぱり分からないが、火山灰なのか何なのか、錆びた鉄の様な茶色い地層だ。こうした地層から崩落のきっかけが生じるんだろう。いや、分からんけど。

向峠地区の河川争奪地形といい、この須川地区の川底崩落地形(?)といい、錦川の上流には想像を掻き立てるものが多い。