山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

上沼田神楽の1年を振り返る

2014年12月29日 15時56分16秒 | 上沼田神楽
今年も残るところあと3日。

上沼田保存会に対して、色んなところから声をかけていただき、その数だけ経験を積ませていただいた。

神楽といえば、やっぱり神社への奉納神楽。
地区によっては様々な事情により、近場の体育館で・・・というところもあるけど、やっぱり風情としては「神社で、境内で焚き火をしながら、毛布を膝にかけて見る神楽」が絵になる。
特にウチのような古風な神楽であればなおさらだ。

そんな視点からすると、印象深いのは、蔵木地区と、油見地区。

島根県六日市(吉賀町)蔵木地区は、2年前に続いて声をかけていただいた地区。
島根県は「石見神楽」が盛んで、ウチは気分転換的なお呼ばれが多いイメージがあるけど、こうも短期間で再び呼ばれるのは異例。
当日の奉納では、幕間があいたものの、黄泉醜女、天の岩戸、八俣大蛇などのイチオシ演目を奉納することができた。
10月、11月で10公演というハードな秋の開幕戦でもあった。


一方、油見地区は、美和町の釜ヶ原神楽団さんを通じてお話をいただいた地区。
車は参道下までしか行けず、170段を越える階段の先にお宮がある。・・・遠いッス。
昼過ぎからの荷物運びの後、十分な休憩をとって、いざ公演。
事前のアップが聞いたのか、個人的には結構体が動く感じはあったものの、ちょっと舞うと足が釣りそうな危険な状態も・・・。
それでも、神楽を見慣れてるんだろーなー、と思うくらいオイシイところで野次(ご声援)を飛ばしてくれる方も多く、本当に楽しく舞わせていただけた。

ほかにも、舞手の新規習得デビューや、戦線を離れていた会員の復活(?)、更に山代神楽共演大会など、多くの物語があった。

今年も、多方面の方々に色々とお世話になりました。
来年も、変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

男気

2014年12月27日 23時18分00秒 | 雑談
記事を見て、目を疑うと同時に涙が出てきた。

黒田のカープ復帰の話。

戻ってきた新井。
残ったマエケン。
そして、帰ってきた黒田。

色々な意味で、カープがこれまで育ててきたものが揃う。
来年は、いい年になりそうだね。

上沼田神楽を紐解く ~深須村史~

2014年12月20日 11時10分32秒 | 上沼田神楽
上沼田神楽には、その由来に関する文献が残されていない。
このため、錦町の文化財指定を受ける際は苦心したと聞いており、当時は、あるだけの資料や口伝を集め、「神楽伝説~上沼田神楽~」という著書を仕上げ、これを頼りに文化財指定が成ったと聞いている。

これ以外に、上沼田神楽について記されているのが2つ。
錦町史、そして深須村史だ。

錦町史は、昭和30年代の市町村合併後の錦町が、旧広瀬町、旧深須村、旧高根村を区域とする行政区域の様々な情報を書き記したもの。この中には、上沼田神楽も、向峠神楽も、それ以外の神楽も多少ながら情報が残されている。

深須村史は、昭和30年に編纂されたもので、旧深須村に関する様々な情報が書き記されている。
ここにも、上沼田神楽の情報が残されている。

不思議なのは、深須村史には、上沼田神楽の12演目の中に、「因幡の白兎」なるものが存在すること。そして、「番外」として、舞っていたという話を聞いたことが無い「大江山」などが記されていること。
つまり、自分たちが知っている上沼田神楽には無い演目が、12演目の中、そして番外に記されているということ。

今、自分たちが見て、聞いて、知ることができるのは、大正~昭和生まれの諸先輩方からの話などが限界。
昭和30年にまとめられた深須村誌は、おそらくその諸先輩方の親、そして祖父の時代の情報も含まれている。
と、いうことは、「当時の話」としては、深須村史の方が正確なのだろうか・・・?

歴史は、謎が多く、奥が深い。


錦パレスで神楽を見よう! 1月~2月毎週土曜

2014年12月13日 21時03分36秒 | 上沼田神楽
来年も、錦パレスでの神楽上演が決まったようだ。

この取り組み。錦パレスさんの主催で、1月から2月の毎週土曜日の夜8時から、上沼田神楽と向峠神楽が交代で上演するもの。
パレスさんのご厚意で、鑑賞無料。

来年で6年目の取り組みとなる。
思えば、1年目は失礼ながらも閑散とした感じで、大丈夫か?な雰囲気だった。
それでも、お客さんとの距離が本当に近く、油断できない半面、触れ合いながらの上演に楽しさを感じていたのを覚えている。

それから2年、3年・・・と続けていくうち、パレスさんの宣伝の効果などもあって、大広間が満席になるほどの集客を得ている。
神楽としては、冬の油断している時期にも鍛錬が積め、観に来られた方への宣伝効果も見込まれる。
パレスさんとしても、ご尽力されながらも、冬の時期の集客も見込める。
そんな「win win」なイベントに成長している。
何より、地域の方々に観にきてもらえるのが嬉しいところ。

既に大雪に見舞われている今季。
1月、2月という1番寒い時期に、雪道に気を付けながらも、天然ラドン豊富な温泉に浸かり、ゆっくりと神楽を観て、錦パレスに泊まる。
そんな冬を味わってみてはいかがでしょうか?

上演予定(各夜8時開演)
 1月10日(土) 向峠神楽保存会
 1月17日(土) 上沼田神楽保存会
 1月24日(土) 向峠神楽保存会
 1月31日(土) 上沼田神楽保存会

 2月 7日(土) 向峠神楽保存会
 2月14日(土) 上沼田神楽保存会
 2月21日(土) 向峠神楽保存会
 2月28日(土) 上沼田神楽保存会

錦パレス(岩国市錦町深川3213-2)
0827-73-0211


パソコンの容量確保

2014年12月12日 00時31分22秒 | 雑談
現在のパソコンに変わって早数年。
画像や動画の加工、編集などをする影響か、起動や動作がかなり遅くなってきた。
ハードディスクの容量もかなり圧迫してきて、Cドライブは20/224GB、Dドライブは130/224GBの状況。データはほとんどDドライブに保存しているにも関わらず、何故かCドライブの空きがほとんど無い。・・・何故だ???

これじゃ、これから共演大会の動画編集を進めようと思っても、データが保存しきれない状態。

そんなハードディスクの容量を改善する方法をネットで検索してみると、同じ悩みを抱えている人は多いみたいで、色々と出てきた。
やれ「どこそこのフォルダはデータ処理の時の一時保存が残っているだけなので消してもいい」とか、「ここの記憶量を落とせば容量も改善される」とか、色々とあるみたい。

そのいくつかを実施してみたところ・・・Cドライブ、130GBまで回復!

ソフトだけで100GBもあるとは思えんのんで、まだまだ削れる部分はあるんだろうけど、どこまで消して安全なのか不安な面もあるんで、このあたりで我慢。

これで快適な環境で作業できるか・・・な?