山代日記 ~神楽とか、田舎行事とか~

山口県岩国市錦町に伝わる上沼田神楽を中心としたブログ。
広域組織の山代神楽連絡協議会や農作業、田舎行事なども掲載。

[地域行事]昔の里道

2008年10月06日 23時23分29秒 | 深須のできごと

先週末のこと、うちの耕作放棄地の草刈をしていたときのこと。刈って刈って、刈りまくったその先に、何やら細い道らしきものを発見。

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僕たちは道路を基準に道のり、ルートを考えるけど、昔は今みたいに車が通る道路なんかない。人が通る程度の里道が生活の中心だったんだろう。当時は里道や、時に馬が通る程度の道を中心に、分けるように農地が広がっていたらしい。今は、ほとんどが草木に覆われている状態。今年は幸い(?)、地籍調査が入っているため、皆さんが境を取り分けているんで浮かび上がったようなものだ。
今では木に囲まれたような集落だけど、昔ははるか向こうの集落が見えるくらい、木が無かったとか。
そんな景色も、時の流れとともに変わっていく。都会は緑が無くなるらしいが、田舎は緑に覆われる。個人の力ではどうしようもない状況だけど、個人は地道に頑張るのみ・・・!

途中で、雄大な眺めに目をとられてみた。

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[地域行事]稲こぎ

2008年10月06日 23時03分00秒 | 沼田のできごと

先週末のこと、沼田のご近所の稲こぎを手伝った。
うちの婆さん家のお隣さん、といっても、坂道を下って100mといったところか。我が家にはハーベスタ(稲こぎ機)、脱穀機、乾燥機がないため、この家のを毎年お借りしている。そのため、稲こぎを共同で行うことが多い。

2週間くらい前に一生懸命はぜ掛けした稲(米)が、秋の爽やかな風と心地よい太陽を浴びて乾いた頃に稲こぎを行う。最終的に乾燥度が15%を目指すらしい。
大汗してはぜ掛けした稲を一束一束ハーベスタに通し、米と藁とを分けていく。20kg程度入る袋がいっぱいになる度に、重たい袋を下ろし、交換する。その傍らでは、藁を一定量ごとにくくる作業が行われている。・・・・・その作業を延々と繰り返す。

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そうして取れた米を、乾燥し、脱穀する。脱穀されると、30kgごとの袋にどんどん詰め、作業は終了。精米したら、新米が食べられる。

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この日は、朝露が取れる頃から夕方まで、お手伝いに明け暮れた。
一方で、農作業の間に飲むビールは旨い。

来週は、うちの稲こぎらしい。また一汗と、旨いビールが期待される。