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オクシズの森にあるびっしりとキノコが繁殖したブナの立ち枯れ。この森でタンナサワフタギの立ち枯れを探す。
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フォルモサことトガリバホソコバネカミキリは、ネキダリス(略してネキ)の仲間では最も容易に出会える種類なのだ。
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静岡では標高700m~1500m程度の広葉樹林で、タンナサワフタギの立ち枯れを探せばかなりの確率で出合うことができる。
時期は6月後半~7月後半、ベストは7月10日前後か。梅雨の合間の晴れた日が良い。
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♂は他のネキ同様黒っぽくて、細くて小さい場合が多い。
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落葉の積もった立ち枯れの根元付近を徘徊する♀。
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フォルモサと同時にヘリグロホソハナカミキリ(ニグロ)やヘリウスハナカミキリといった、タンナサワフタギをホストとするカミキリにも出会うことができる。
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だが今年はフォルモサが圧倒的に多く、ニグロは数頭のみ、好きなヘリウスに至っては姿を見ることすら出来なかった。
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細い立ち枯れで産卵中の♀。
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かなり大型の♀。ハチに擬態するネキの仲間の中でもフォルモサのメスは本当にハチっぽい。
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ショウマの花が咲いていたが虫の姿は無し。
この日は7~8頭のフォルモサに出会ったが、暗い森での撮影はそう簡単ではない。産卵に集中している個体は10cm以内の接写も可能だが、それ以外は
総じて敏感であり、近付きすぎると飛び去ってしまうことも多い。開放値の明るいマクロレンズが欲しくなるが、ここはじっと我慢なのだ。
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