ヤマセミ親爺の気まぐれ自然ウォッチング

山野草、昆虫、フライフィッシング、鳥見などが主体のアウトドアフリーク「ヤマセミ親爺」が綴るテキトーな自然観察記録。

オクシズのスミレ達

2017-05-28 | 自然観察

5月3日、オクシズの標高約1200m地点。ヤマザクラがいい色を出している。


ノーマルなタチツボスミレ。やはり一番多いのはこれだ。


自信が無いが、図鑑(総合出版社スミレハンドブック)から判断するとコスミレのようだ。


距は長めだ。


図鑑には花弁がウサギの耳のように立つと書かれている。こういう感じか?


ナガバノスミレサイシンは場所により多少変異があるようだ。ここの花は上弁に薄っすらと紅が乗って美しい。


フモトスミレの様でもあり、ヒメミヤマスミレの様でもある。葉はやや斑入りで、花は極小だ。


側弁は有毛。


こちらは側弁が無毛で唇弁が大き目のトウカイスミレ。これも極小。


シロバナタチツボスミレか、白っぽいタチツボスミレか?


距はこんな感じだ。


スミレ。写真では分からないが葉柄に翼がある。


距はこんな感じだ。


タネツケバナのアップ。

昨年よりも同定に気合を入れてみたが、相変わらずスミレは難しいのであった。スミレの季節もボチボチ終わり。また来春頑張るとしよう。
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5月のミサゴ

2017-05-27 | 自然観察

先程今年初の山籠もりから帰ってきました。天気は昨日、一昨日と今一つ。それなりに渓流魚にも会えたし、何より山菜の天婦羅が最高だったのだ。


花と鳥に関してはやや寂しい状態。追ってブログアップします。


写真は5月4日に撮影した河口のミサゴ。


ミサゴのシーズンは秋から冬にかけてだと勝手に思い込んでいたが、そうでもないようだ。


考えてみれば渡り鳥でもないし、年中シーズンと言えばシーズンなのだ。


この日はコアジサシでも撮ろうかと河口に出かけてみたが、コアジサシはたまに波打ち際の向こうを飛んでいる程度。


コアジサシの代わりに登場し、いきなりダイブしてくれるとはサービス精神満点だね。


ところが実はここからが大変。ミサゴが飛び上がれないのだ。


ガボッと引きずり込まれそうになる。相当大きな獲物を掴んでいるようだ。


必死に羽ばたいて上昇しようとするが、無理のようだ。


こんなことを何度も繰り返し、30秒以上経過しただろうか。力を振り絞って上昇しようとする。左足で確かに何かを掴んでいるようだが確認不可。


この段階でどうやら自ら獲物を離してしまったようだ。


豪快なダイブが売り物のミサゴだが、結構リスクの大きな狩りかもしれない。爪が魚体のどこかに引っかかって抜けなくなったりしたら非常にヤバイ。


ミサゴが獲物を離した瞬間、近くで見ていたウが俄然突っ込んで獲物を獲ろうとする。


魚にとってみれば一難去ってまた一難。自然界で生き延びていくのは大変なのだ。



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稜線の小鳥達

2017-05-24 | 自然観察

5月3日。オクシズ最奥部1900mの稜線にバイカオウレンを見にやってきた。薄雲の上に富士山がGOOD!


こんな稜線の開けた場所では出会ったことが無かったミソサザイ。しかも高い針葉樹の梢に出て思い切り唄っている。


何時も会う暗めの森や沢筋といった場所とは違った趣がある。


暫く囀り続けてから下方の林に降りて行った。


今日の目的はバイカオウレンの花だったが、林床はまだ雪が多く、こんな状態。2週間早過ぎたか、と落ち込むがどうしようもない。
久しぶりの完璧な撃沈で、登ってきた山道をトボトボと引き返したのだ。


稜線で会うルリビタキは冬よりも色が濃いように見える。


こちらは♀か若♂か?


カサコソと枯葉で何かを探すヒガラ。


ゴジュウカラが芽吹き前の細枝を丹念に探している。


既に種々の虫達が活動を始めているようだ。


一見何も無さそうな枝から、簡単にイモムシ等を穿り出している。


たまに地面に降りて餌探し。

さて、明日からは会社を2日間休んで今年最初の山籠りだ。朝4時半起床、5時出発だ。もう寝なきゃ。


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R山のツルシロカネソウ

2017-05-21 | 自然観察

北斜面の所々に咲いていたツルシロカネソウ。


ニリンソウよりも華奢な感じがする可憐な花なのだ。


ニリンソウ、トウゴクサバノオ、ミツバコンロンソウ等と混在して咲いていた。


この花も少しガレ気味の場所を好むようだ。


ニリンソウ。花弁の数は5枚のものが多いが、それ以上の花もある。


白い花を上手く撮影するのは難しい。WBをマメに設定すればもう少しマシになるだろうか?


ともあれ春を代表する花の一種であることは間違いない。


トウゴクサバノオも少し見られた。


被写体が小さいので、つい性能の良いマクロレンズが欲しくなってしまうのだ。我慢じゃ~。


ミツバコンロンソウも今日は多少開いてくれた。


こいつも小さい。


木漏れ日を浴びるヤマルリソウ。


小規模な群落がみられた。


中心部の青色が強い個体。魅力タップリだね。

この春、R山へは3週連続で登ってしまった。今年は全体的に開花期が遅めにずれ込んでいるようだが、麓から山頂までそれなりに春の花を楽しめたのだ。
さて、来週はいよいよ今年最初の山籠りだ。しっかり準備しとかないとね。
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R山のフデリンドウ

2017-05-20 | 自然観察

4月30日。R山北斜面の日向に咲いていたフデリンドウ。


さっさと歩いてしまうと見落とす小ささだ。


小さくてもリンドウなのだ。


チョコマカと動き回っていたセンダイムシクイ。


芽吹き間もない若葉についた小昆虫が狙いのようだ。


頭頂部にも白帯が見える。


ガレ場にまとまって20株程生育していたハシリドコロ。


花は終期のようだが、濃い赤紫色の花が幾つか残っていた。


日向のタニギキョウ。


ジロボウエンゴサクは山中ではそれ程多くはないようだ。


ハコベ。


半日陰の場所に咲いていたエイザンスミレ。


上品なピンク色。


フデリンドウの株の横からニュッと伸び出したのは葉緑素を持たない寄生植物のヤマウツボ。

明日もしつこくR山が続きます。
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