目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

(私にとって)最後のエスライフ~

2008年09月23日 | フリーなお仕事
私にとって、最後のエスライフが発行されました。
今回の号を最後に一線を退かせていただきます。

今回は沢根のいちじく農家さんを取材させていただきました。
素晴らしいお人柄で、最初から最後までずっと感動しっぱなしでした~。
今日も、エスライフをお届けしたら「宣伝してくれてなあ~」と言って
精米したての新米10キロをぽーん、と渡してくれました。
(ちょうど納屋でお米の精米のお仕事中でした)

え、え~!

し、新米10キロって1万円以上しますよ。い、いいんですか~。
貧乏夫婦に愛の贈り物!う、嬉しい!
その「ぽ~ん」ぶりに、
他の誰にも真似できない大らかさと「デカさ」を感じてしまいました。

エスライフの特集ページを3年間やり続け、本当に色々な方とお会いし、
なかなか聞くことのできない貴重なお話を聞くことができました。
その幸運に感謝します。

全ての方々が、真剣に自分の商売を考え、かつ楽しみ、佐渡を考えている、と
そう感じました。

そして、全ての方に共通するのは、
「金勘定のことを、とりあえず除外して、自分の体力と知力を惜しみなく
尽くして仕事をしている」と思えたことです。


「これくらいのお金が入るから、これくらいの仕事量で」ではなく、
「自分の知力と体力を尽くして、結果これだけの金を得ている」という感じでした。

お金よりも、例えば食文化を守ること、例えば佐渡にある農文化を守ること、
作った生産物を活かしきること、人の和を作り上げること、
そんなことを先に先に考えて働いてらっしゃる。
その姿に純粋に感動し、私もまたそんな生き方ができたら、と強く思いました。

お金のことを考えるのは、当然なことだし、大切なことなはずです。
でも、取材した方々は、なんというか「お金」を得ることを
かなり2の次にしているような、そんな印象がありました。

その結果、彼らや彼女達は、
「お金」以上の、言葉では簡単に表現できないものを作り出し、
商品ならばその商品の価値以上のものを作り、
私たちに届けてくれているように思いました。

私もまた、エスライフにそんな思いを込め、少しでもそうした人達の思いを
届けられたら、と作らせていただきました。

関わらせていただいた方々、そして何よりもそれを読んでくださり共感してくださった
読者の方々に心からの感謝を!

本当にありがとうございました!

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4 コメント

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お疲れ様でした (nakamura)
2008-09-23 19:27:36
えっ?
お休みではなく、辞めてしまうんですか??

いずれにしても私のような島外出身者にとっては
とっても面白い読み物でした
いつ見ても「へぇ、佐渡ってすごい」と思わせるものばかりでしたし…つい読み入ってしまうんですよね
ありがとうございました。

そういえばメール、できてなくてすみません
落ち着いたらと思いつつなかなか…

ちなみに先日、おすすめしていただいてたポッポのパンの(念願の)チョコベーグルにやっと出会えました~♪本当においしかったです!
またおいしいもの、教えてくださいね(^^)






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Unknown (nakamuraさんへ)
2008-09-24 20:57:27
あ~、そう言ってもらえるのが本当に嬉しいです。なぐさめられます。私も佐渡の色々なこと知ることができました。
佐渡の人でも知らない人(むしろ佐渡人だから知らないことって多いんですよ)が多かったのもおもしろかったです。
まあ、機会があったらブログでもそんなん載せていこうと思います。ありがとうございます。
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ビオレソリエス (y-inoue)
2008-10-05 00:38:42
佐渡のいちじく、おいしいですよねー。でもそのなかでもダントツなのは、ビオレソリエスです。フランスのいちじくで、日本では佐渡の小木しか作っていないという話をききました。甘さのケタが違うので、機会があったら食べてみてください。ジャムもふつうのいちじくとは段違いです。
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Unknown (y-inoueさんへ)
2008-10-05 09:32:53
び、びおれそりえす。ローマ語のようですね。
(覚えられるだろうか)小木の温暖な気候だからこそ育つ品種なんでしょうか。
小木でしか作っていないなんて、付加価値あがりまくりですね。Aコープとかで売っているんでしょうか。フランスいちじく、食べてみたいです。
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