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西南戦争など郷土史料の発掘に取り組む 高野和人さん&決意

2016年07月11日 | とてもえらい人







西南戦争に関する仕事には不思議なめぐり合わせがある。
明治10年(1877年)の戦争から120周年にあたる昨年、
当時の大分県警察部の秘密文書「明治十年騒擾(そうじょう)1件」を所蔵する
大分県警OBに出会った。

百十年の1987年には、薩軍に呼応して参戦した熊本隊軍艦古閑俊雄が、
獄中で病死するまでつづった「戦ぽう日記」を古書市で、偶然、見つけた。

「子どものころは本ばかり読んでいた。
出版業はずっと夢でした」。

業績好調だった印刷会社をたたみ、熊本市で
「図書出版青潮社」の看板を掲げて28年。
世に送った史料は100種類を超す。

出版社といっても家内工業だ。
本人が取材や編集、販売を担当し、貞子夫人が事務と経理をみる。

厳密をきわめる校訂作業ゆえ、刊行まで4、5年かかる本はざらだ。
古代から中世まで九州の歴史を佐賀藩士が叙述した2000ページ近い大著
「歴代鎮西志」の場合は、索引の編集だけで1年あまりを費やした。


借金のため、足を運んだ信用保証協会で「いい加減にしたら」と
あきれられたことも一度や二度ではない。
良心的な本づくりを支持する顧客は、作家や研究者に多い。

司馬遼太郎さんは、第一作の「肥後國誌」から購入してくれたし、
田辺聖子さんは西南戦争の史料は必ず注文する。
田辺さんは「青潮社はもの書きの間では有名よ。
ここの本なら間違いないって、定評があるわ」。

4代前の大祖父は幕末の万延元年(1860年)、
遣米使節に加わった熊本藩士から米国事情を聞き書きしたが、
その記録は長く埋もれていた。
いわば無名の史家だ。

そうした血が、草莽(そうもう)の人々の記した歴史の発掘に
駆り立てるのかもしれない。





選挙結果は、私の選挙区では、現職の自民党をやぶり、無所属が勝利しました。
たったの0.2%の僅差に、ヒヤヒヤ状態でした。
当選おめでとうございます。

日本的には、残念な結果になりました。
現実はこうなのか、と思えば、とても残念至極ですが、
こういう事実に大きなショックを受けるべきではないんだろうな、と
思っています。
ショックを受けて、ここでおしまいにしてしまったら、
それこそ思うつぼだと思うし。



しかし本当にいいんだろうか?

私ごときが言うことではないにしても
改憲阻止のために動き続けた政治家の人たちの血のにじむような
命を削った、命を守る活動には
賛同の票があがってもいいと思うんだけれどね。




フクシマが忘れられ、原発がもはや触れてはならない言葉に再びなり、
原発推進の黄金期が再びきたけれども、

私は絶対に、やめないぞ。


ささやかな決意。




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