トキの放鳥、明日です

新穂のトキ保護センターで育てているトキが10羽、明日佐渡の空に放鳥されます。

環境「保護」、…いやいや「復活」のシンボルとして、
私なんかが想像しているよりもずっと大きな意味のあるイベントだと思います。

…と言いつつも、夏になるまで放鳥する日も決定されなかったくらいですが（笑）
（さすが佐渡！）

今年行なわれることと知ってのことだと思いますが、
アウトドアグッズ店のモンベルで、トキのイラストをあしらったTシャツが
販売されていました。

島以外の場所で、こういうTシャツを見た時は「おお～」と嬉しくなってしまったのは
やはり佐渡人だからでしょうか。
トキTシャツなんて、佐渡でしか見ないですもんね。
さすが、全国アウトドアグッズ屋！そういう（マイナーな）イベントも見逃さないね！
おみやげTシャツのように「朱鷺」とか「佐渡（あるいはSADO）」と
書かれていないので日常的にも自然に着こなせます（笑）

HPを見ても、特にトキ放鳥に関するコメントはなかったのが、ちょっとだけ残念だけど、まあ、でもそれは佐渡の役目ですよね。


さて、この日のために、新潟大学の本間先生はじめ、トキどき応援団の仲川さん、
樹恩ネットワークのKさん、佐渡高校のK先生、Mさん、etc、etc…
がんばられてきたんだよなあ～…。
ほんのちょっとその行動を見るだけで、聞くだけで、
私だったら確実に倒れてしまいそうな
ハードスケジュールの中を駆け巡っておられていました。
そんな方々の努力に、ただひたすらに一佐渡人として「感謝」です。

正確には「この日のため」ではなく、「この日を境に」最終的な目的、
「本当に『トキが住むことのできる』環境」を作り、循環が完成する日のためにがんばらないといけないんですよね。

今の段階の整備環境では、残念ながらトキが越冬できるかどうかも危ういと
本間先生は、ことあるごとに警告しつつ、人員の導入を要望してらしていました。
明日のイベントがそうしたことへの新たなきっかけになったら、と思います。