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いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

「RRR」

2023年03月20日 | 映画

韓国ドラマにはまった方は身近に何人かいらっしゃいますが、インド映画にはまったという方は聞いたことがありません。

でも私は沼の民になりました。

「きっと、うまくいく」、「エンドロールのつづき」に続いて「RRR」。3時間の長い映画ですが2回観てしまいました。

中だるみが全くなくアクション満載。見どころが延々と続き、飽きることがありません。

そしてインド映画の魅力の一つ。女優がきれいです。 この映画はエキゾチックな感じではなく、可愛い系でした。

タイガー・ジェット・シンみたいなヒーロー二人は両津勘吉なみに不死身でした。

この二人の友情と裏切り、使命と大義、これらが絡み合ってスリリングな展開になります。

「RRR」公式サイトより

これは是非大画面で観てほしい映画です。インディ・ジョーンズの新作、これに勝てるかな。


「エンドロールのつづき」

2023年03月09日 | 映画

先月「きっと、うまくいく」を観てから俄かにインド映画のファンになった私は、今月3本のインド映画を観る予定です。

第一弾は「エンドロールのつづき」。

(公式サイトより引用)

貧しい映画好きの少年が厳格な父の目を盗んで映画館に入り浸ります。映写技師と仲良くなって、母の弁当と交換にタダで映画をたくさん観ます。どんどん映画にはまっていった少年は映写機を開発し、フィルムを持ち出して上映します。そして・・・。

これ、パン・ナリン監督のほぼ実話らしいです。

子どもたちが映画を観るために団結して協力しますが、悪さもするのでハラハラしながら観ていました。でもそんなギャング(いたずら小僧の集団)の存在も、子どもの頃はいい側面も多いですね。

優しい母の作る料理、真上からのアングルが素晴らしく、手際よく作る様子がよくわかりました。そしてどれも大変旨そうです。

映画愛と母の愛を強く感じました。

公式サイトに「これは現代版ニュー・シネマ・パラダイスだ」とありましたが、映画好きだけでなく、全ての人にお薦めできる作品です。

最後に監督が尊敬する世界の映画監督の名が出てきました。日本人では勅使河原、小津、黒澤のお三方。

久しぶりにこの方たちの映画をだくさん観たくなりました。

それにしてもチケット売り場のお姉さん、今日何か面白くないことでもあったのかな。


2月に観た映画はたくさん

2023年02月28日 | 映画

ポレポレ映画祭だったので、たくさん観ました。

劇場などで観たのはこれ。

2/10 「ドリーム・プラン」

2/11 「a-ha THE MOVIE」

2/12 「イン・ザ・ハイツ」

2/17「きっと、うまくいく」

2/18 「夢みる小学校」

2/19 「私は最悪。」

2/19 「ブックセラーズ」

2/20 「セイント・フランシス」

2/21 「愛ちゃん物語」

2/22 「ベルヴィル・ランデブー」

2/23 「私は光をにぎっている」

2/23 「人生ドライブ」

2/25 「夢みる小学校」

2/26 「THE FIRST SLAM DUNK」

 

暇なんですね、たぶん。

「夢みる小学校」は1月にも観てるから計3回観てるし。

普段観ないジャンルをいろいろ楽しめました。

特に「きっと、うまくいく」と「人生ドライブ」は最高

前者は伏線を楽しめたし、後者は20年以上にも渡る密着取材が素晴らしいと思いました。

「タイタニック」の3D、観たかったなぁ。


2度目の「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」 

2023年01月26日 | 映画

最初は2D字幕版、今回は3D吹き替え版で観ました。

次はIMAXで観たいものです。ポレポレシネマズ小名浜さん、よろしくお願いします。

HFR(ハイ・フレーム・レート、通常の1秒間24コマに対し、アバター2は48コマ)による、海中の植物のゆらゆらとした動きや、海の生物と一緒に泳ぐシーンは圧巻です。

映画の醍醐味である圧倒的な迫力、美しい映像を堪能できました。

ストーリーはシンプル。

かつての植民地政策、ウクライナへのロシア侵攻、捕鯨問題(特に西洋の、主に鯨油を取って大部分を捨ててしまっていたことに対する批判)など、いろいろなことが連想されますが、そんなことを置いておいてもとにかく面白いです。

今後5作目まで作られて、公開日も発表されています。

なんとなく予想できる部分もありますが、ジェームズ・キャメロンさんは予想を裏切ってくれるのではないかと楽しみにしています。

エンドロールにケイト・ウィンスレットさん(タイタニックのローズ役)の名前がありました。シガニー・ウィーバーさんとこの女優さんはジェームズ・キャメロンさんのお気に入りなんですね。

アバターは誰が演じているのか、映像を観るだけでは全く分からないところがまた面白いと思います。


「夢みる小学校」

2023年01月07日 | 映画

映画「夢みる小学校」を観ました。実在する小中学校のドキュメンタリーです。

きのくに子どもの村学園」は子どもの自主性を尊重し、創造力や想像力を育て、生きる力(自分を肯定する気持ち)を伸ばしていく、私立の小中学校です。

宿題もテストもなく、大人はいますが先生(と呼ばれる人)はいないし、通知表もありません。

時間割の多くは「プロジェクト」という授業で、子どもの希望によって演劇、木工、料理、物作りなどに分かれ、子どもたちが何をするか話し合って決定し、実行し、評価します。

冒頭で遊具や渡り廊下を小学生が設計し、製作した様子が映されていました。大人顔負けで驚くばかりです。

1年生から6年生までが一緒にプロジェクトの内容を考え、実践します。小中学生が一緒になって行うこともあります。

このような縦のつながりは学習意欲を向上させる、いじめを減少させるなどの効果があると思います。

 

文部科学省が「総合的な学習」を提唱し、子どもの自主性を育もうとしても現場が対応できず、成功しているようには見えません。

総合学習を導入したことによって「ゆとり世代」などと揶揄されたこともありましたが、本来の趣旨は間違っていないと思います。その成功例を見た気がしました。

ほとんどの学校はテストの点数を上げることを目的にしていますが「きのくに子どもの村学園」はそうではありません。

さまざまな体験の中から必要な知識をごく自然に学び、自分の知識として蓄える、理想的な学び方だと思います。

そして学力は平均のはるか上、一流と言われる大学にも進学しているようです。

 

文部科学省が、自由な時間割や通知表がないことを認めるのか、という疑問がありました。

自由な時間割に対しては、アクティブラーニング(自主的学習)に舵を切った文部科学省にとってみれば、むしろ我が意を得たりなのかもしれません。

通知表は無くても問題ないとのことです。

 

公立でも似たような自由な学校が存在します。

映画で紹介されていたのは2校。

ひとつは長野県の公立、伊那小学校

60年間通知表もなく、時間割もありません。

各学級の実践を見るとずいぶん面白いことをしているようです。

もうひとつは世田谷区立桜丘中学校

ここは校則も定期テストもありません。

西郷(前)校長の、「中学生はもっと弾けていいんだ」という主旨の言葉に、心の中で「そうそう!」と深く頷きました。

 

映画では良い点ばかりが描かれていましたが、実際にはデメリットもあるだろうし、さまざまな問題もあるとは思います。

しかしメリットが大きい、未来の学校はこうあって欲しい、いわきにもこのような学校があったらいいなと思わせる映画でした。

教育に関わる人全てに、関わらない人もできるだけ多くの方に見て欲しいと思います。

エンディングはブルーハーツの「夢」。これがまた良かった

映画上映に関わった方々、「兎渡路の家」の木村さん、今日出会った皆さん、ありがとうございました。