いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

本を語る会

2012年09月30日 | エッセイ

「毎月決められた本を読んで、月末に家族で語り合おう」と嫁さんが提案したので、今日は1回目の語る会。

1か月ごとに息子、嫁さん、俺が順番に本を決め、語る会の会場も決める。

今月は息子の番で、本は「階段途中のビッグ・ノイズ」。場所は息子お気に入りの「七重八重」。

階段途中のビッグ・ノイズ (幻冬舎文庫)
 
幻冬舎

暑い夏、高校生の淡い恋、ロックバンド、と息子の年代には受けそうな直球勝負の小説だったが、俺にとっても面白かった。今どきの高校生でも、KISSとかQUEENなんて、俺の青春時代の曲を演奏するんだ! なんて思ってしまった。

 

来月は嫁さんの選んだ、「ツナグ」。

ツナグ (新潮文庫)
 
新潮社

これ、読んでみたいと思っていたのでちょうどよかった。


本日の旅

2012年09月29日 | エッセイ

俺が尊敬する木枯し紋次郎の故郷、上州(群馬県)に行ってきた。

目的は二つ、「加作」で漬物を買うこと、そして「カニ食べ放題」。

新田郡三日月村には行けなかったが、大変満足した旅であった。

 

加作」は漬物がたくさん売られている店であり、漬物好きでこの店を知らない人はいない。

大根、野沢菜、ゴボウ、セロリ、玉ねぎ、豚肉、こんにゃくなどの漬物が所狭しと並んでいる。

俺が買ってきたのはこれ。左上から、セロリ、野沢菜茶漬け、大根、左下からたまねぎ、野沢菜。

これだけあれば日本酒5升は飲める。

 

もう一つ、原田農園のカニ食べ放題はこんな感じ。

「群馬県といえば、カニ」というのは万人の知るところである。 

タラバ、ズワイが食べ放題だった。

上州名物は「らっかぜ」、「かあてんか」、そして「さく」に「に」の四つのというのは有名な話である。

 

ついでに「ロックハート城」というところに行ったら、かの有名なKekky Petitさんが歌っておられた。

アラン・パーソンズプロジェクトの「アイ・イン・ザ・スカイ」を口ずさんでおられたので、私がハモったら、

「日本人でこの歌を知っている人は少ない」と大変感動され、俺とハモりながら歌ったのであった。

誰も聞いてなかったけどな。

CDを3枚購入したらサインをしていただいた。

 

帰りの途中で買った水(100円)。

実に美味い     水道水であった。

最近はやりのご当地水道水ペットボトル。

壬生の人たちはこんなに美味い水道水を飲んでるなんて幸せだなぁ。


ブラックレイン

2012年09月27日 | エッセイ

3か月間パソコン講師を務めた講座が終わった。

1日6時間講義して、3か月もやったわけだから体重が減ったかというと全く減ってない。

それどころか増えている。俺の体はまだまだ成長しているのだ。

明日から10日ほどの休みに入る。

渓流釣りも今月で終わりだから、明日は釣りにでも行くか。

 

今夜は「映画を語る会」。お題は「プロメテウス」と「ブラックレイン」。

「ブラックレイン」は20年以上前の映画である。

松田優作が癌の闘病中に撮影され、この映画を最後に40歳で亡くなった。その鬼気迫る演技が素晴らしい。

いやぁ、映画ってほんとにいいものですね。 


かすかな光へ

2012年09月26日 | エッセイ

今日「かすかな光へ」というドキュメンターリー映画の試写会に行って来た。

これは大田尭(たかし)という、教育学者の生涯を映画にしたものである。

大田先生は今年で95歳になるが、すごく元気だ。

 

映画で言いたかったことはこういうことなんだろう。

「人は皆違うことを受け入れること。そして変わる可能性を信じて関わること。」

 

 

いじめっていうのは、いろんな人がいるということを受け入れられないことによって生じるものだと思う。

 

自分の子に対して親は、自分の考えを押し付ける傾向にあるが、子どもといえども他人であり、親の言うなりにはならない。

稲が自らの生命力で育つように、子どももどんどん変わっていく。変化を信じて、親は土のような立場で支援し、応援することが大切である。

 

テストの点数が悪かったぐらいでいちいち騒がず、子どもが自ら育っていくのを見守って行くことにしよう。


放射線量

2012年09月23日 | エッセイ

今日の福島民報に載ったので福島県人は見た方も多いと思うが、日曜論壇の玄侑宗久さんのコラムにこんなことが書いてあった。

玄侑さんは福島県三春町の和尚さんで芥川賞作家である。

全国の和尚さんに協力をお願いし、バッジ式線量計で放射線量を測定した。

各県2か所の測定なので、その平均が県の平均にはならないが、日本の中には比較的高い線量の地点があることが分かった。

福島第一原発の影響とは思えない所で線量が高い県がある(ホームページはこちら)。

特に熊本、大分、三重辺りは中国から飛来する黄砂の影響があるのではないか。

中国は1963年の「核実験禁止条約」を批准せず、1946~1996年までの約50年間で46回の核実験を行った。

しかも1980年までは地上や空中での実験で、放出した放射線物質はチェルノブイリの5,000,000倍になる。

これらの影響は福島第一原発より広範囲かつ長期に亘る。

福島県民は心配しすぎないでほしい。

 

という内容。そして最後にこういう文章で結んでいる。

「全国的にも決して高い線量と言えない会津地方にさえ風評被害が及ぶ現実・・・。福島と聞けばおびえるこの国の人々が、日本製品は買わないという彼の国の人と、大差なく見えて仕方がないのである」

 

俺もそう思う。

太平洋のマーシャル諸島近くでは、アメリカが1946年~1963年までの18年間に105回も核実験を行い、1954年には第5福竜丸が被爆して無線長が死亡した。ちなみにこのときゴジラが目を覚ましたのである。

フランスはなんと約200回の核実験を実施。その他にソ連(当時)、イギリス、インド、パキスタン、北朝鮮が核実験を行っている。その時の放射線はすごい。

この方によると、土壌中と空気中の放射線量が比例すると仮定すれば、現在の放射線量は1960年代の1000分の1から4000分の1に過ぎないらしい。

騒ぎすぎないこと。