いわき市のおやじ日記

K流釣り、K馬、そして麺食いおやじのブログ。
山登り、読書、映画、陶芸、書道など、好きなことはいろいろです。

「侍タイムスリッパー」

2024年10月31日 | 映画

8月にたった1館で封切られたこの映画、SNSで評判になり9月下旬には139館にまで拡大したようです。いわきで観られるのはラッキーです。

こういう映画がもっと評価されるべきだと思いました。時代劇愛に溢れ、さりげなく人としての道を説き、単純に面白い、良い映画でした。

時は幕末、会津藩の武士、高坂新左衛門が長州武士と刃を交えた瞬間、落雷によって現代の京都時代劇撮影所にタイムスリップします。

そこで、斬られ役として名を揚げ、活躍の場を広げていき、・・・・・・・・・・。ネタバレになるのでここまでにします。

 

先週、武田鉄矢さんが「今朝の三枚おろし」でこんなことを話されていました(ちょっと記憶朧げ)。

 昔、少年マガジンが売れていた頃、マガジンのテーマは「勇気・正直・親切」だった。

 その後、少年ジャンプが売れるようななった。ジャンプのテーマは「努力・友情・勝利」だ。

どちらも大事ですが、今の日本人に欠けているのはマガジンのテーマのような気がします。そしてそれは時代劇とも共通すると思います。

子連れ狼のような勇気、遠山の金さんが悪を懲らしめ正直に生きることを諭すこと、木枯し紋次郎が「あっしには関わりのねぇこって」と言いつつ人を助ける親切さ。

闇バイト、いじめ、ハラスメント、虐待など、卑怯なことを許さない風潮を取り戻すには時代劇を復活させるしかありません

この映画を観て、時代劇の素晴らしさを再確認してほしいなと思いました。

 

最後に、とても残念だったのは映画館「ポレポレシネマズいわき小名浜」。

途中で5回ぐらい音声が切れました。5、6秒だったと思いますが、非常に重要なシーンで、セリフが聞こえない状況になりました。

それから、パンフレットが売り切れてました。どうしても欲しいので、入荷お願いします。メルカリだと2倍ぐらいするので。

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大剣防波堤での釣り

2024年10月29日 | 釣り

小名浜大剣防波堤で釣りをしてきました。

釣り禁止の場所ですが、特別に釣りの専門家として、この防波堤の釣り場としての可能性を検討するため、調査に加わりました。

いわき市からの依頼です。

天気晴朗なれども風強しの中、大物を期待して釣りましたが、釣れたのはキタマクラ数匹でした。

ちなみにこの魚、名前の通り危ないです。皮膚に猛毒があるので触ったら危険です。

いわきにはあまりいないと思っていたのですが、海水温が高いせいでしょうか。

他の方はベラが数匹釣れていたようです。

釣果はいまいちでしたが、条件が変われば釣れそうな雰囲気はありました。

整備すれば釣り場として良いところだと思います。

後半は風が弱くなり、大変気持ちのいい釣り体験でした。

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謎のあんこう

2024年10月25日 | こんなものを買った

いわきに上州屋が再オープンしたので行ってみました。

見慣れない道具がいくつかあったので買いました。

そのうちの一つ、「謎のあんこう」。数年前から売られていたようですが、初めて見ました。

こういう可愛い系はつい買ってしまいます。

釣り道具ですが、置物としても使えるようです。

何が釣れるか謎だらけですが、かほなんが結構いいもの釣っていたので楽しみです。

来週の火曜日(29日)に使ってみようと思います。

 

は!?謎の仕掛けで大物キターーー!!!!【謎のあんこう】

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「ぼくが生きてる、ふたつの世界」

2024年10月24日 | 映画

母と子の物語です。

他の家庭とちょっとだけ違うのは、子がコーダであること。

コーダというのは、耳が聞こえない両親から生まれた耳が聞こえる子のことです。

子の名前は五十嵐大。実在の人物で、その方が書いたエッセーが原作です。

幼い頃は大好きな母の通訳をするのが当たり前、母と道を歩いている時に、車から母を守ったりするのも当たり前でした。

しかし、大きくなるにしたがって、だんだん母が疎ましくなっていきます。

高校受験に失敗した時には、「俺、こんな家、生まれてきたくなかったよ!」、「全部お母さんのせいだよ!」なんてひどい言葉を投げてしまいます。

父の勧めで東京で働くことになりますが、うまくいかないこともたくさんあります。

そんな中でも母は、食べ物やお金を送り、ひたすら愛情を注ぎ続けます。

本当は大もお母さんが大好きなのに、なかなかそれを表現できません。

終盤、母と仙台で買い物をしたり食事をしたりするシーンから涙が止まりません。

私の周りに観客がいなかったのが幸いでした。

今こうしてブログを書いていても危ないです。

呉美保監督は「ずっと家族を描いていきたい。観終わった時に「そして人生は続く」と受け取ってもらえる映画を作っていきたい」と話しています。いいこと言うなぁ、他の作品も見てみようと思います。

主演の吉沢亮さん、忍足亜希子さん(この方はろうの女優です)がとても自然で、実の母子のようでした。

大がろうの方を助けようと思ってしたことに対して、ろうの方が「私たちのできることを奪わないで」って諭されるシーン、考えさせられました。最近の日本映画は印象に残る作品が多いです。

映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』公式サイト

映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』公式サイト

監督:呉美保 『そこのみて光輝く』 × 主演:吉沢亮 2024年全国ロードショー

映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』公式サイト

 
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ぼくのお日さま

2024年10月21日 | 映画

雪が降り始め、雪が解けるまでの小さな恋たちの物語。

いい映画でした。カンヌで8分間のスタンディングオベーションだったそうです。映画評価サイトの評価も高いです。

 

小学6年の少年たくや、中学1年の少女さくら、元プロのフィギュアスケーターで現コーチの荒川、3人の話です。

たくやは内気で運動音痴。夏は野球、冬はアイスホッケーの練習をしますが、どちらも苦手です。

ふと目にしたのがフィギュアスケートの練習をするさくら。

たくやはさくらに一目ぼれしてしまいます。このシーン、マーク・レスターがトレーシー・ハイドを見つめているみたいでした。

さくらは荒川にひそかな思いを寄せていたと思います。

たくやは熱心にフィギュアスケートを練習し、荒川はそれをサポートし、やがてたくやとさくらのアイスダンスの練習が始まります。

二人の息が徐々に合い始めもう少しでバッチテスト、というところで3人の関係がギクシャクしてしまいます。

詳しく書きませんが、それぞれが負の感情を持つことになってしまいます。

余韻が思いっきり残ったラスト。切ない

さくらを演じた中西希亜良さんは12歳。川口春奈さんに似ています。お父さんはフランス人で、日本語、英語、フランス語が話せるそうです。初出演でこの演技、期待の新人ですね。

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