トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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本ブログ

全国準路面電車紀行  筑豊電鉄編3

2009-06-13 21:02:00 | 私鉄
2000形にはかつて2連接の2100番台も存在し、北九州線時代の塗装のままライトも改造されることなくラッシュ時の運用に就いていた。
これらの2100形の台車と主要機器を流用して新造されたのが3000形である。
1988年から96年にかけて9編成が製造され、21年ぶりに「西鉄北九州線を走る」新形車となった。
現在の主力車として活躍中。

3001・2004年10月撮影。



3008.3007以降はシングルアームパンタになった。2008年10月撮影。


こちらは開業50周年記念塗装時代の3008.2006年撮影。


車内


全国準路面電車紀行  筑豊電鉄編2

2009-06-12 19:19:00 | 私鉄
2000形は竣工当時は西鉄時代の塗装であったが、すぐに3連接化され、西鉄大牟田線の2000形に準じた塗装になった。
80年ごろからはライトが西鉄大牟田線600形と同じものになり、正面の印象が変わった。
2007年秋より順次塗装変更が進められている。

2004、2008年12月撮影。


2005、2009年3月撮影。全車元福岡市内線の編成。


2006、2008年12月撮影。2007とともに全車が北九州線を前身とする編成。


前述の2007と2006は前面方向幕が大きい北九州線最終増備車。

全国準路面電車紀行  筑豊電鉄編1

2009-06-11 21:57:00 | 私鉄
筑豊電鉄は、路面電車タイプの車両が走るものの、鉄道であり、専用軌道区間は存在しない。
しかし、かつては西鉄北九州線と完全に一体化されて運用されており、しかも西鉄の100%出資による子会社であることから、西鉄北九州線の生き残りであるといえる、

車両に関しても、全車両が西鉄からの譲渡車、もしくは西鉄の機器流用車であり、車両面においても独自性が薄く、この点からも西鉄北九州線の生き残りであるといえる。

乗客減は深刻であり、輸送人員は最高を記録した1974年の3分の1以下になっており、列車本数も半減している。

しかし、それでも1時間に4~5本の運行があり、各駅も殆ど段差のない構造となっているなど利便性は確保されている。

車両は現在2形式がある。
2000形。西鉄福岡市内・北九州線の車両を組み合わせ、3両連接化したもので、7編成が在籍。1957~67年の製造で、筑豊電鉄移籍は1977~80年。



2001=2007年10月撮影。


2002=2008年10月撮影。


2003と2007=2008年10月撮影。



全国準路面電車紀行 東急世田谷線

2009-06-06 10:45:00 | 私鉄
日本全国の全ての路面電車を紹介してきたが、めでたく完結を迎えた。これからは路面電車の類似形を紹介していこう。
準路面電車、筆者が勝手に名付けた呼称である。

準路面電車とは、路面走行区間はないがかつて路面電車の一部を形成し、車両の規格にその名残を持つもので、東急世田谷線と筑豊電鉄が該当する。

東急世田谷線は、かつて東急玉川線の一部を形成し、1969年に現在の三軒茶屋ー下高井戸間を残す現在の路線が確定した。

東急田園都市線と京王線を結ぶ、都内では数少ない南北連絡路線である。

車両は長らく玉電時代の非冷房、半鋼車が活躍したが、1999‐2001年にかけて全て300形に置き換えられた。

画像は全て2006年3月8日撮影。

玉電カラーの301


302

305