福岡県南部の八女市。かつては南筑軌道(1903-40)、三井電気軌道(のち西鉄福島線1913-58)国鉄矢部線(1945-85)の各鉄・軌道があり、軌道は福島停留所、国鉄は筑後福島駅が現・市内の拠点として存在していたが、現在は公共交通機関はバスのみとなっている。
そのうち、市内に路線を有する2事業者のうち、今回は西日本鉄道を紹介する。
西鉄バスは、西鉄福島線の代替的存在であり、久留米市内と八女市内を主に国道3号線経由で結ぶ。福島バス停は国道3号線から南へおよそ600m、県道442号線との突き当りの「土橋」交差点にある。
こちらは南方面、2つ先の「八女営業所」行きバス停。2000年頃までは県境を越えて山鹿へ、80年代以前は熊本市内への路線が経由していただけに待合所、切符売り場跡もあり、小さなバスセンター的様相となっている。しかしながら前述のごとく、現在は2つ先の八女営業所までとなっており、実質的に降車専用バス停の様相を呈している。
乗車券窓口も閉鎖され寂しさの漂う待合所。現在、定期券等の発売は西鉄バス久留米八女支社内の窓口で行なっている。
今も残る古びた「ワンマンカーご利用のお客様にお願い」の案内。まだワンマンカーが特殊であった時代に掲げられた表示であろうか。特急・急行バスも廃止され久しい。
消えかかった運賃表。山鹿市役所まで1050円と読み取れる。山鹿へは2000年頃まで運行されており、途中の鹿北役場前から多久までの支線も運行されていた。
反対側には久留米方面ゆきのバス停があり、こちらからの乗車が圧倒的に多いが、ベンチがあるだけである。
日中でも平日は毎時6本、土休日は毎時4本が設定されており、利便性は良好。概ね毎時1本が軌道線時代の路線に近い花畑経由である。
2011年5月の停留所全景。現在は「西鉄バスのりば」の文字が消されている。圧倒的に利用客の多い久留米方面への誤乗対策であろうか。
2008年5月の停留所全景。バス小荷物輸送の看板が掲げられていた。
◎基礎データ
所在地 福岡県八女市
乗り入れ事業者 西日本鉄道
乗車券類 発売窓口閉鎖
売店 かつて存在した模様
類型 地域拠点、バス路線接続、鉄道駅代替(西鉄福島線)
訪問日 2012年7月15日
そのうち、市内に路線を有する2事業者のうち、今回は西日本鉄道を紹介する。
西鉄バスは、西鉄福島線の代替的存在であり、久留米市内と八女市内を主に国道3号線経由で結ぶ。福島バス停は国道3号線から南へおよそ600m、県道442号線との突き当りの「土橋」交差点にある。
こちらは南方面、2つ先の「八女営業所」行きバス停。2000年頃までは県境を越えて山鹿へ、80年代以前は熊本市内への路線が経由していただけに待合所、切符売り場跡もあり、小さなバスセンター的様相となっている。しかしながら前述のごとく、現在は2つ先の八女営業所までとなっており、実質的に降車専用バス停の様相を呈している。
乗車券窓口も閉鎖され寂しさの漂う待合所。現在、定期券等の発売は西鉄バス久留米八女支社内の窓口で行なっている。
今も残る古びた「ワンマンカーご利用のお客様にお願い」の案内。まだワンマンカーが特殊であった時代に掲げられた表示であろうか。特急・急行バスも廃止され久しい。
消えかかった運賃表。山鹿市役所まで1050円と読み取れる。山鹿へは2000年頃まで運行されており、途中の鹿北役場前から多久までの支線も運行されていた。
反対側には久留米方面ゆきのバス停があり、こちらからの乗車が圧倒的に多いが、ベンチがあるだけである。
日中でも平日は毎時6本、土休日は毎時4本が設定されており、利便性は良好。概ね毎時1本が軌道線時代の路線に近い花畑経由である。
2011年5月の停留所全景。現在は「西鉄バスのりば」の文字が消されている。圧倒的に利用客の多い久留米方面への誤乗対策であろうか。
2008年5月の停留所全景。バス小荷物輸送の看板が掲げられていた。
◎基礎データ
所在地 福岡県八女市
乗り入れ事業者 西日本鉄道
乗車券類 発売窓口閉鎖
売店 かつて存在した模様
類型 地域拠点、バス路線接続、鉄道駅代替(西鉄福島線)
訪問日 2012年7月15日
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