福岡商工会議所主催の新年祝賀会が行われたが、NHKのインタビューで新年の抱負を書いてもらう企画があり、西鉄の竹島社長は「跳ねる年」、JR九州の唐池社長は「さくら」と書いた。
西鉄社長は「所要時間では新幹線、運賃では高速バスのすみわけが出来る」と言っていたが、12月19日の西日本新聞によれば、青森の南部バスにおいては新幹線の八戸延伸開業で、八戸―東京・仙台の両路線は乗客が3割以上減少したという。弘南バスにおいても弘前―盛岡線が3割程度減少したという。
青森と九州、その輸送量の違い、都市の構造等により一概に論ずることは出来ないものの、西鉄においても熊本―福岡線、鹿児島―福岡線が相当の打撃を受けることは既に覚悟しているであろうから、何らかの策を練っている所であろう。
社長の心中も、決して穏やかではないはずで、楽観視している筈はない。
JR九州の社長は、「さくら」と書いた所から「みずほ」の誕生が妥協の産物であったことが垣間見える。
さくらが一部ではあるが全ての駅に停車し、各停車駅の顔を立てたことから、新幹線はやはり「我田引鉄」、すなわち政治的妥協の産物であることを改めて認識させられた。本来「さくら」を新幹線直通列車の顔として大々的にアピールしたかったにもかかわらず、突如現れざるを得なかった「みずほ」はJR西日本、JR九州両社にとって聊か不本意なものとなってしまったのではなかろうか。
等と色々な事を想像した新年祝賀会のニュースであった。
西鉄社長は「所要時間では新幹線、運賃では高速バスのすみわけが出来る」と言っていたが、12月19日の西日本新聞によれば、青森の南部バスにおいては新幹線の八戸延伸開業で、八戸―東京・仙台の両路線は乗客が3割以上減少したという。弘南バスにおいても弘前―盛岡線が3割程度減少したという。
青森と九州、その輸送量の違い、都市の構造等により一概に論ずることは出来ないものの、西鉄においても熊本―福岡線、鹿児島―福岡線が相当の打撃を受けることは既に覚悟しているであろうから、何らかの策を練っている所であろう。
社長の心中も、決して穏やかではないはずで、楽観視している筈はない。
JR九州の社長は、「さくら」と書いた所から「みずほ」の誕生が妥協の産物であったことが垣間見える。
さくらが一部ではあるが全ての駅に停車し、各停車駅の顔を立てたことから、新幹線はやはり「我田引鉄」、すなわち政治的妥協の産物であることを改めて認識させられた。本来「さくら」を新幹線直通列車の顔として大々的にアピールしたかったにもかかわらず、突如現れざるを得なかった「みずほ」はJR西日本、JR九州両社にとって聊か不本意なものとなってしまったのではなかろうか。
等と色々な事を想像した新年祝賀会のニュースであった。