いろいろ やじうま!

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ありがとう☆

2008-02-19 | ペット
今日は犬仲間で引越しされる方の送別会でした。
ご当人のご希望で「犬連れでドッグカフェへ」での送別会になりました。

    
      この2匹のチョコレートのラブラドールレトリバーの
      アナちゃんとジョリーちゃんがお引越しです。
      毎朝リクと一緒に遊んでくれてありがとう。
      二匹の淑女に会えなくなるとリクはがっかりよ。
     


人間13人と犬10匹でランチして、楽しみました。

そこで聞いたお話をご本人の了解を得て
本文をそのままこちらへ載せてみます。(ご本人が書かれた文です)

          
        
        奇跡を呼んだボンとルキ
                      西村光子

昨年の夏、神戸にいる4歳の男の孫が木登りをして、足をすべらし
約3M落下、金属のベンチに後頭部を打ち、頭蓋骨を3箇所骨折し、
意識不明の重体に陥りました。
救急車で運ばれた2軒目の病院で、低体温療法、筋弛緩剤投与、
人工呼吸器、等等の治療を受けました。4日後、低体温療法を終え
体温を上げ、人工呼吸器を外したら、少しずつ意識が戻り、
突然孫が「ルキが走ってる、ボンちゃんが見てる」と言い出しました。

ルキとボンは我が家で飼っていたペットで、ルキはサルキー犬で昨年
2月に10歳で死亡、ボンはシャム猫で一昨年12月に15歳で死亡しています。
私は、孫が天国にいる二匹が見えるところまで行ったのだと思い、
とても驚きました。孫は二匹と一緒に暮らしていた訳ではなく、
年に2.3度里帰りで来たときに会っているだけでしたのに。   

孫は意識が戻ってからは順調に回復し、後遺症も残らず、4ヵ月後には
幼稚園にも行けるようになり、今は事故がうそのように前と変わらず
元気に暮らしています。

医者達からは、「奇跡が起こった、一日持つかどうかだったのですよ。」
と言われ、最新医療で最善を尽くして頂いた結果だと感謝すると同時に、
奇跡的に助かった事を家族全員で喜びました。

退院後、2ヶ月検診に行くときに、孫が急に「僕、悪かったらまた入院
かなぁー」と言った後、すぐに「あっそうだ、ルキとボンちゃんがまた、
あっちへ行けって言うかなー」と言ったそうです。
きっと「あっちへ行け」とは「こっち(天国)に来ては駄目」と言う意味
なんだと思っています。「また」ということは、事故後1週間で見えたときも
そのように二匹から言われたのだと、改めてびっくりしました。

こんな不思議な事があるなんて信じられない思いでしたが、
私は集中治療室で昏睡状態の孫の手を握り、さすりながら
「ルキ、ボン助けて」と祈り、また私の命と孫の命を代わって欲しいと
心から願っていました。私が二匹を溺愛し大事にしていたので、
天国にいる二匹に私の祈りが届いて、願いをかなえてくれたのだと思えて
泣けてきました。

ルキは靭帯切断の大怪我で体力が落ち、肺炎で10歳の短い生涯を終えたのを、
私はすごく悲しんでいましたが、今では、天国に少し早く行ったのは、
このことを予感し、孫を地上に返すためだったのだと思っています。

孫の命を救ってくれた二匹に感謝、今も毎日お線香を上げ、
手を合わせて、ありがとうと祈っています。


    
     元気な頃のルキちゃん。エジプトの犬です。
     ルキちゃん、ありがとう皆がそう思っています。