遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

伊勢湾台風から60年

2019-09-26 16:00:03 | 日記
令和元年9月26日(木)

伊勢湾台風から60年

昭和34年(1959年)9月26日、
東海地方を直撃した伊勢湾台風から今日
で60年を迎える。

(中日新聞より)

午後6時過ぎ、紀伊半島へ上陸し、本州を
縦断する。

愛知、三重県を中心に、死者行方不明者の
数5,098人、全壊流出家屋4万棟余り
浸水被害は36万棟以上の被害を受けた。



中心気圧929ヘクトパスカル、最大瞬間
風速55.3m、名古屋港は満潮の時期で
名古屋港観測史上最高の3.9mを記録。



木曽川河口部は海抜0m地帯であり、
この頃の名古屋市南部には材木の貯木場が
多くの木材を貯木して居た。
これの流出が被害を増大させた様である。





今朝の中日新聞朝刊のコラム「中日春秋」
で伊勢湾台風について「屋根から見える
暗闇の小さな光が点々と見えた、、、、

水から逃れ屋根の上に避難した人の懐中電
灯の光、、、、、見えなくなる光がある、
消えゆく光がある、、、、、」
当時15歳の娘さんの記憶である。
避難した屋根で、家ごと流されて、、、、、



現在、港周辺には木材貯木場がなくなり
今、港に多く並ぶのは、輸出を待つ多くの
自動車や何段にも積まれたコンテナ、、
「当時の木材の代りに、これらが陸地へ
押し寄せ流れ来る事が在っても不思議では
ない」と専門家は警鐘を鳴らす。
亦、工業の発展による臨海工業地帯には
化学工場等が犇めき油、化学薬品等の流出
も懸念されている。

近年、想定外の災害が度々報道されるが
「地球温暖化」により、世界各地で様々な
巨大災害が発生している。
高温により大規模な山火事が発生し、小さな
島国では海面上昇で水没の危機に瀕し、、

風雨共に巨大化し、
日本でも、ゲリラ豪雨が毎年必ず発生し、
台風時の風速も50m(伊勢湾台風時)は
当たり前、今では瞬間最大風速は60m超、
専門家は、80~90mに達すると予測する。

先日、小泉環境大臣が国連で演説され、
「セクシーに、、云々、、」と世界中で物議
を起こし、問題視されている。
本当に、環境問題を勉強されている?
担当大臣なのだから、いい加減?な答弁では
通用しないのでは、現実を把握される事が
肝心。演説が旨い(自己満足)は通用しない
災害が起きた後、被災者に弁明、早期復興
等より、先ずは国内の自然災害に備へて、
事前に対応、準備をする事。 話す事より
自ずから動いて、陣頭指揮を執る事です。
被災者を慰める事は大臣の仕事では無い。


今日の1句

台風裡心の癒えず六十年     ヤギ爺



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