遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

太郎、次郎の日

2022-01-14 16:52:31 | 日記

令和4年1月14日(金)

南極犬 太郎・次郎の日

今日(1月14日)は、南極観測隊第一次越冬隊に置き去りに

されたとされる樺太犬の「タロ、ジロの日」が第三次越冬隊に

より、発見された日との事。

1957年(昭和32年)、難教観測の第一次越冬隊員は一年

間の南極での生活は困難を極めた。

1958年2月に第二次越冬隊観測船「宗谷」が到着し、引き

継ぎのため南極大陸へ渡ろうとしたが、長期に渡り悪天候が続

き断念、無人の昭和基地へ樺太犬15頭を止むを得ず残した。

1959年(昭和34年)第三次越冬隊が「宗谷」船上からヘリ

コプターを飛ばし南極基地に到着した時、前年置き去りにした

内の2頭が発見された。

 後にタロとジロと判明した。

極寒の地に餌もなく取り残された15頭の内の2頭は無事。

然し、1960年7月にジロは基地内で病死している。

タロは、1961年(昭和36年)5月、日本へ帰国。

その後北海道大学内の研究施設で飼育され、1970年(昭和

45年)8月に老衰のため死亡した。(14歳7カ月)

1983年(昭和58年)、タロとジロの生存を描いた映画の

「南極物語」(高倉健、渡瀬恒彦共演)を制作、翌年から公開

文部省推薦映画となり、大ヒット作品となった。

当初、東映映画の岡田社長に制作を打診したところ、「犬の

生存を記録しただけでお客が来るなら、苦労して映画を撮る

必要はない」とケンもホロロに断られた。

止むを得ず、フジサンケイグループは「南極物語制作委員会」を

設立し、テレビなどで大掛かりな宣伝をし、文部省選定を取りつ

けて観客動員を図った。

 

名古屋市港区のガーデン埠頭内に、南極観測船「ふじ」を接岸

その前に、観測隊の雪上車等を配し、此処に「タロ、ジロ」の

銅像を建立している。

学校の遠足等で港へ来る生徒達が、都度見学に訪れる。

私の、日々の散策のコースにあり、子等が記念写真を撮る景を

よく目にする、、、、。

 

今日の1句

凍てはげし太郎次郎の逞しき   ヤギ爺



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