遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

ローマ教皇が来日

2019-11-25 16:11:21 | 日記
令和元年11月23日(土)

ローマ教皇の来日

11月23日(土)の夜、ローマカトリック教会
最高指導者のフランシスコ教皇(法王)が38年
ぶりに来日された。

激しい風雨の最中、羽田空港に到着した。
教皇は、傘も挿さず、風雨にさらされても構わず
タラップを慎重に降りられる。

都内のバチカン大使館内で、司教等と面談され、
「人類史に残る悲劇の場で今なお苦しんで居る
被爆者のために祈る、、、」と述べられた。


今回の来日は、2013年に教皇に就任以来、

「核廃絶の必要性」を訴え続け、2017年の
バチカン宮殿ミサの場で被爆者と面談され、


原爆投下の長崎の地で、米軍の従軍記者が撮った
「焼場に立つ少年」の写真を見て、後に{戦争が
もたらすもの」とのメッセージを付け、世界に
配布された。また、後日バチカンを訪れた被爆地
に住む女子高生からのメッセージを受け「必ず
被爆地を、」と今回の来日を決意された様だ。

24日午前、最初に被爆地の長崎を訪問、、
雨天の中爆心地公園に到着した。

被爆者代表の方お二人と献花を捧げ、黙祷、、、



キャンドルに灯火された後、被爆者等が並ぶ前
で、平和へのメッセージを述べられた。

「人間はどれほどの傷みと恐怖を齎し得る存在
だと言うことです、、、人間の心の奥底に在る
のは、平和と安定への願いです。
核兵器やその他大量破壊兵器の保有は、その願い
を閉ざすもの、、、核兵器は常に脅威を持って
人類を脅す、、安定への願いの答えではない、
それにより国民同志の関係が蝕まれ、可能な筈
の対話がそがれている。
連帯と協力という世界的な倫理持って将来に
奉仕し、、現在と未来の全ての人類が助け合い
共に責任を果たす事のに依ってのみ平和と安定
が可能になるのです。

この地(長崎)が核攻撃が破壊的な結末を齎す
事への証人です。 軍拡競争に対し、もっと大
きな声を出し続けねばなりません。
核兵器禁止条約を含む国際法の原則にのっとり
迅速に行動す必要があります。

武器の製造や維持、改良等はテロ行為である、
これらは兵器の使用を制限する国際的な枠組み
を崩壊させる危険がある、、、核兵器から解放
された平和な世界、この理想を実現するには
全ての人々の参加が必要です。宗教団体、市民
社会、核保有国、非保有国、軍隊、国連等、、
核兵器の齎す壊滅的な破壊を考え、、
核の理論に促される恐れ、不信、敵意の増幅を
止めなければなりません、、、。

記憶に留めるこの場所は、私達をハッとさせ、
無関心を許さない、過去の過ちを繰り返さない
為に、皆さんと家族、そして全国民が繁栄と
社会の和の恵を得られる様、、、祈ります。」

中日新聞より

午後、長崎県営野球場でのミサが行われ、、
3万人以上の人が集まり、オープンカーの
ローマ教皇に「ビバ、パパ(教皇)、万歳」
と、歓喜の輪が広がった。

(写真はNHKTV,ニュース報道より)

今日の1句

神の使い冷たき雨を気にもせで    ヤギ爺


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