令和2年7月19日(日)
東京の人
今朝(7月19日)の中日新聞コラム欄「中日春秋」
に「東京の家族の帰省」についての記述がとても
興味深かったので紹介したい。
東京に住む会社員が、夏休みに地方の実家への
帰省を計画している。その旨を電話で伝えると、
どうもお母さんの態度がおかしい。
「帰って来てくれるのは嬉しいんだけどね、、、」
言いにくそうにこう続けたそうだ。「来るのなら
家族全員、検査で陰性を確かめてからという分け
にはいかないかしら」 新型コロナウイルスへの
不安。近所の眼も厳しい。 万が一にも我が子の
東京からの帰省をきっかけに、地元で感染が拡大
したら、、、、、お母さんの胸の内が良く判る。
東京での一日あたりの感染者数が急増している。
4月以降の推移グラフを見れば、一度は下がった
カーブが再び上昇、重傷者が少ないのが救いだが
U字のグラフ曲線は、不気味な怪物が口を広げて
いる様に見えてくる。
親でさえ「東京の人」を警戒したくなる状況で
ある。 政府の観光支援事業「GoToトラベル」
から東京都発着の旅行や都民の旅行を除外せざる
を得なかったのも止むを得ぬところか。
この事業自体が時期尚早で、コロナの嵐の中では
旅行へ行ってという政府の笛太鼓にも国民は気持
ち良く踊れない。観光事業の悲鳴も聞こえ来る。
経済と感染防止の両立の難しさは分かるが、先ず
は拡大傾向の歯止めをかけたい。
怪物の口角を下げなければ旅情も何もあるまい。
あのお母さんが帰省への子供を心から笑顔で出迎え
られる状況をつくりたい。
(中日新聞こらむ「中日春秋」より引用)
「GoToキャンペーン」での連泊の制限はなく、旅行
代金上限2万円の内の7千円と、地域共通クーポン
3千円が戻り、実質半額となるが?
このキャンペーンは賛否両論があり、地域の首長から
は「東京から来る人怖い、人災だ」等の声も在る。
連日のコロナ感染者数の急上昇で「東京除外」となる。
又、「若者や高齢者の団体旅行を除外する」との発表。
若者の旅行
高齢者の団体旅行
若者や高齢者とは、年齢制限は?この方達の旅行される
率はかなり大きいのではないか、(これって差別では、
不公平では?)
それよりも、問題なのは「観光事業をやる、やらない
よりも、今一番に必要な事は「医療」と「感染防止対策」
でしょう(日本医師会の談話)
感染症対策を(日本医師会)
首都圏(4都県)に加え、大阪、神戸、名古屋などでも
じわじわと感染者数が増えています、、、、、
今日の1句
ウイルス禍待ち構へをる夏の旅 ヤギ爺
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます