令和2年3月7日(土)
草 餅 : 蓬 餅
蓬の葉を搗きこんだ餅、蓬餅ともいう。
蓬の葉を摘んで家庭でも作り、野趣に富んだ
香りを楽しんだ。
蓬の葉、
昔は、母子草(御形、春の七草の一つ)を
代用として用いたことも在った様である。
母子草(御形、春の七草の一つ)
亦、蓬餅は草団子とも言われる。
先ず、上新粉或いは上新粉と白玉粉を混ぜた
物に水と砂糖を加えて捏ねたものを生地とし、
これを蒸して餅にする。そしてこれに蓬を加
えてから、適当な大きさに丸めて団子を作る。
これに餡を加えたものもある。
草団子
蓬の若芽には特有の柔らかな香りがあり、それ
が珍重されて春先の和菓子を代表するものの
一つとなっている。
市販される「ヨモギ」には、若芽を摘んでから
茹でて、乾燥させたものが出回り、季節外れに
はこれを使用する。
蓬には、邪気を払う力があると言われ、これを
食すると寿命が延びるという、中国思想から、
3月3日の節句に用いられる様になった。
平針農業センターへ出かけた帰りに、草餅を
見つけて、買って帰る、、、、、
今日の1句
床几台草餅を食ふ日和かな ヤギ爺
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