84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

鳥帰る

2009年11月05日 | Weblog

 

  10月31日 帰伯氏と蕎麦食ってゐる10月尽
  11月1日 シルバーの胸の金賞菊日和
  11月2日 霜月や夏日につづく雪便り
  11月3日 オキザリスと辞書に打ち込む文化の日
  11月4日 ブラジルは今が春ごろ鳥帰る
  11月5日 百舌鳥一声列一斉の登校児

 些か寒さの緩んだ今朝である。5時頃の西中天の雲間に丸い残月が見え隠れしていた。季節の変わり目とは言え、1日の夏日から昨日までの冬日。慌てて炬燵を設えた昨日だった。2ヶ月間を故郷の甲州で秋を過ごした友が昨日帰伯した。十三夜から十六夜の月に感傷的だったのに、故郷の夏と冬にすっかり弱くなった彼は、今頃が春先の地球の裏側にに逃げ出すように帰って行った。旬の各種文化祭の見て歩きに多忙である。その1つの「シルバー生活文化展」は、大方が80代の大先輩の作品だ。永年磨き込んだ作品と、市長から金メダルを胸に受けた顔が印象的だった。庭先に、まるで小さいラッパ状の白小花に「オキザリス」と標示があった。これを電子辞書で調べた3日の文化の日でもあった。