JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

ボンネットにアンテナを取り付け

2022年04月04日 21時40分34秒 | シャック構築

今回@シエンタのモービルシャックでは、10~15年ぶりに144/430MHzFMのモービル機@TM-D710Gを取り付けた。今までだと、システムキャリアのアンテナ基台を1つ割り当てて144/430MHz専用のアンテナか144/430MHzを含むマルチバンドアンテナを使っていたところだが、今回は新たな試みにトライしてみた。それは、“トランクリッド基台を使って、ボンネットに144/430MHz用のアンテナを設置する”というプランだ。

このプラン、以前から候補になっていたものの、「アンテナの姿勢が思いどおりになるのか?」や「ケーブルを車内に上手く引き込めるの?」など、つい後ろ向きになってしまうネタが多く、結局「ルーフに2本もあれば十分っしょ!」となり、トライすること無く毎回ボツにしていた。

ところが今回、TM-D710Gを購入した際にいただいたサービス券(←豪華なランチがいただける金額)が背中を押してくれて、「これをトランクリッド基台@第一電波_K400の足しにして、失敗しても少ないロスで済むように、今回やってみるか~。」となった。そして成り行きのタイミングで、WX安泰の4/3(日)に作業を行った。

まずは、同軸ケーブルの製作part1。実測で必要な長さ@5mを決め、片方にMJ-3DLコネクターをハンダ付けする。次に取り付け場所の見極め。基台&取り付けるための止めねじがボディーに干渉しないことを確認し、塗装保護用のシールを貼り付ける。基台の取り付けは、止めねじを締めた後に緩まないようにSUS製のナットを追加し、ダブルナット状態にする。

同軸ケーブル@3D-2Vは、ボンネットの内側に超強力両面テープとインシュロックで固定し、開閉時に引っ張られないように取り回しを決める。車内への引き込みは、ドアミラーの背向かい側に使えそうな僅かなすき間があったので、窓側のエアコン吹き出し口付近まで針金を使って、すき間をすり抜けさせる。

これが終われば、同軸ケーブルの製作part2。と言っても、もう片方端にMP-3コネクターをハンダ付けするだけだ。これは前述のすき間配線の後でないとやってはいけない作業なので、屋外@モービルの横での作業になる。我が家には車庫やカーポートが無いので、この作業はWX安泰が必須条件となる。あとは他の配線と同様に、パッキンやカバーのウラにケーブルを隠して敷設完了となる。

最後は基台にMJ-3DLコネクターを取り付けて、アンテナの向きが直立になるように接手構造部を緩めて調整すれば、見た目は完成する。でもそれだけでは不安なので、アンテナを取り付けてアンテナアナライザーで簡易測定してみる。結果は良好だったので、これで作業は完了とした。

UP写真のように、SG7500(←手持ちの中から選んだ仮アンテナ)を取り付けて20分ほど走行してみたが、思ったほど揺れていなかった。これはつまり、基台や車体に加わるストレスが少ないということだと思うので、意外と安定した取り付け方法なのかもしれない。とりあえず“使えるプラン”と位置付けて、私の引き出しに加えようと思う。


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