モービル運用に限らずQSOする際には、慣例的に必須となる情報の1つに“自局の運用場所”がある。私がアマチュア無線を始めた頃は、大半が市区郡レベルにとどまっていたが、最近は市区町村レベルまで伝えることが当たり前になっている。そもそも、郡部を郡だけで町村は不要とする空気?時代?に対してデビュー当初から不満が有ったので、個人的にこの流れは大歓迎している。
となると、これはお互い様なので、私の運用場所も市区町村レベルで伝える必要がある。で、それを更に確実に伝えるために使っている情報が、お馴染みTurboHAMLOGの市区町村コードだ。これはJARLが制定したJCC/JCG番号に加えて、町村を明確にするためにJCG番号の後ろにアルファベットを追加したものだ。
例えば、JARLが制定した富山県中新川郡の郡番号は28004だが、これにAを加えて28004Aとすると富山県中新川郡舟橋村、Bを加えて28004Bとすると富山県中新川郡上市町、Cを加えて28004Cとすると富山県中新川郡立山町を意味するHAMLOG町村コードになる。なので、このコードを相手に送信すれば、一般的な呼び名(漢字10文字前後)の情報を伝えたことと同等に扱える。
この市区町村コードを全て記憶している方は、たぶん1人もいないと思う。なので、その場でHAMLOGが使える場合は何の問題もないが、走行モービル運用は紙ログでやらざるを得ない。となると、HAMLOG以外で現在位置の市区町村コードを知る手段が必要となる。まぁ私の場合、全都道府県番号(上記各番号の上2桁)と富山県内の現存中の市町村コードであれば全て覚えているが、他県の市区町村になると断片的で穴あきまくり状態だ。
前置きが長くなったが、そこで色々模索した結果、市販の地図帳に書いてある市区町村名の傍に市区町村コードを落書きすることにした。一応、Excelで一覧表を作って印刷したものをモービルに備えるプランも考えたが、「地図をペラペラめくって探す方が直感的だ!」という結論に至った。
そう言えば、以前にそういう使い方が可能な地図帳がCQ出版から出てたと思うが、あの地図は見にくかったし、今はもう絶版だと思うし、掘り出しても情報が古過ぎるだろう。と言うことで現時点では候補外とし、リンゴブランドの800円シリーズ(注:個人的俗称です!)の力を借りることに。とりあえず中部、関東、東北の3冊(値上げにより、1冊1000円+税だった。)を買って、今日現在で中部版に08、09、19、22、23、28、29、30の全市区町村コードを赤ボールペンで落書きした。
ちなみにこのシリーズ、町村名の上に小さな字だけど郡名も書いてあり、これがメリットの1つだ。実際問題、郡名を現地で仕入れるのって意外と難しいんだよね~。カーナビで現在地ボタンを押しても表示infoに郡名は入ってないし、青看板や市町村の境に設置してある看板には書いてないしで。ただし、読み方が怪しい場合は“ハム手帳”のJCGリストでフォローしたい。
残念ながら、地図側の著作権があるので具体例はUP画像が限度だが、しばらくはお出かけする前の一仕事や、猛暑日の引きこもりネタにすることにして、少しずつ落書きしていこうと思う。
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