JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

MDC16(MDシリーズ18MHz用カセットコイル)の測定&調整_230321

2023年04月01日 10時50分14秒 | 18MHzアンテナ

ステルス処理を終えたMD200を使っていくために、これから各バンドを1つ1つ立ち上げていくわけだが、まずはMDC16@18MHzだ。ちなみに着手順の理由は特に無く、対照実験を行う時にチェックケーブルの長さが測定時に腰かける位置@自宅玄関前まで無理なく届くものの中で、なるべく短いものという条件でサーチした結果、たまたま18MHzになっただけの話だ。

で、ここからが本チャン測定&調整だ。上記のお店を崩さないようにチェックケーブルを巻きとってモービルの後部座席に放り込み、2806のスポーツ健康の森公園の駐車場へお出かけ。ここで1台分の駐車スペースに収まるように再びお店を広げて、作業を開始した。

-・・・-
■測定条件など
・モービル   :シエンタ天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :18MHz用アンテナチェックケーブル
・アース    :接続ケーブル長=150mmに加工したマグネットアース(第一電波_MAT50)×2枚
・測定器    :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500、視差軽減対策を試みたが、現在不調中
・その他    :メインエレメントはステルス処理済み、帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=18.130MHz付近
-・・・-

まずは対照実験で最後に測定した状態、要するにカセットコイルの調整バーを最も伸ばした状態で測定。結果はf0=18.676MHz、ボトムSWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=18.306~19.046MHz(18.676MHz±370kHz)であった。

この後は調整バーを-5mm、2mm、+0.5mm、+0.5mm、と出し入れしながらトライ&エラーを繰り返す。出し入れが0.5mmでf0が40kHzほど変化するので、このカセットコイルは意外とシビアなようだ。そんな事情も分かり、最終的にはf0=18.127MHz、ボトムSWR≒1.01、Z≒49Ω、帯域=17.778~18.476MHz(18.127MHz±349kHz)となった所で調整終了とした。

また、この状態でバンド上下端でも測定。結果は下端@18.068MHzでSWR≒1.06、Z≒44Ω、上端@18.168 MHzでSWR≒1.01、Z≒51Ωとなり、バンド全体が網羅出来ていることを確認した。

-・・・-
とりあえずアンテナアナライザーがグズらなかったので、通常の安定的な測定が叶う調整作業であった。この先もこうあって欲しいが、こればかりは運頼みだ。「可能な限り持って欲しい!」と願いながら、次の作業に進む。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ALLJAコンテストの規約で失笑... | トップ | リグの定格比較表を作成して... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

18MHzアンテナ」カテゴリの最新記事