JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HV-7(多バンドホイップ)の走行中の揺れ具合を受けて

2024年03月11日 22時56分48秒 | 多バンドアンテナ

1か月ほど前に見つけたHV-7だが、とりあえず7MHz14MHzの組合せで立ち上げた。その理由は、いずれも運用したいバンドであるのはもちろんだけど、横向きコイルを取り付けるタイプ以外でこの2バンドをモービル走行&同時運用できるアンテナが無いからだった。

しかし、お試し走行してみたところ、アンテナの揺れ方が想定以上で、このまま使い続けることに抵抗を感じるようになった。やはり、以前に同アンテナ系を使用していた2000年代より、肉体はもちろんだが感覚も年を取ったようだ。

だからと言って、それだけでトップローディングアンテナの使用を断念するのも極端と言うか勿体無いと思い、横向きコイルを取り外して2バンド運用だけを諦める方向で、再びお試し走行してみた。

結果、横向きコイルが無いので重心がメインエレメントやコイルの軸線上に移動したためか、揺れは多少マシに見える。まぁ実際は、ほとんど変わらないのかもしれないけど、揺れが収まるまでの時間は短くなっているはずだ。なので、横向きコイル無しで使うことにして、その取り付けねじ穴を保護するために塞ぐことにした。

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と言うことで、まずは現状の写真。コイルを素手でねじ込み、スパナでナットを締めてロックしている。ちなみに左奥側が縦向きコイルで、左手前側が横向きコイルだ。

早速コイルを外して、ねじ部を測定したところ、おねじはM5×6mm、ナットは二面幅8mmで厚さが4mmという、JIS規格どおりの寸法であることを確認する。

これをどう塞ぐかだけど、六角穴付き止めねじだけだと十中八九緩みまくる。じゃあM5×6六角穴付きボルトだと、根元(不完全ねじ部)で引っかかって座で塞ぐ格好にならないし、単に座金を入れるとねじ込み長さが減ってしまう。だったら、めねじ口元を面取りして逃がすのも手だけど、ねじ山の引っかかり数が減ってしまう。


そこで今回は、使用ボルトをM5×10六角穴付きボルトとし、根元までM5六角ナットをねじ込む。六角ナットの両口元は始めから面取り済みなので、逃げ加工は不要だ。そしてナット付きのボルトをねじ込みスパナでナットを締めればコイルの取り付け&固定に相当する方法で穴が塞がる。


こんな感じに取り付けて、めねじ穴を塞いだ。これで、めねじ穴が傷んだり汚れたりすることは無くなったと思う。7MHz以外のコイルであればアンテナ全長は短くなるので、間違いなく揺れ方は少ない。

と言うことで、走行時は14MHz以上のトップローディングアンテナとして、駐車時は更に7MHzを加えて使ってみようと思う。


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