今日(2/18)の作業で得たい結果は、HV-7で7MHzSSBと14MHzSSBを立ち上げることだが、手数を減らすために途中でHF20FX@普段使い14MHzSSB用の再測定&再調整を割り込ませた。それも無事に終わったので、HV-7の作業に戻って7MHzの調整を始める。
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■測定条件など
・モービル :シエンタ+天井にシステムキャリア
・アンテナ地上高:実測で約1.8m
・コイルの組合せ:垂直方向に7MHz用、水平方向に14MHz用
・アンテナ基台 :パイプ基台(COMET_RS-215)+自作パーツ
・同軸ケーブル :7MHz用アンテナチェックケーブル
・アース :アンテナ測定用MAT50、装着状態はこんな感じ
・測定器 :アンテナアナライザー(COMET_CAA-500MarkⅡ/改)
・その他 :帯域はSWR≦1.5の範囲、ねらいf0=7.110~7.115MHz付近
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前記事でも少し触れたけど、使用するコイルはヤフオクで落としたHV-4に付いて来たコイルとエレメントを充てる。まぁ特に深い理由は無く、単に状態が悪い順に使用して、良いものを少しでも温存したかっただけだ。
と言うことで、早速現状把握の測定を行う。結果、f0=6.765MHz、SWR≒1.30、Z≒38Ω、帯域=6.750~6.780MHz(6.765MHz±15kHz)であった。う~ん、やっぱりコイルが給電部から離れていると、帯域が狭い傾向になるんだよな~。まぁどうしようもないけどね。
デフォルト状態でかなり低い結果が出たので、とりあえず両頭グラインダーで-20mmカット&削り落としてして変化量の把握をねらう。結果、f0=6.842MHz、SWR≒1.28、Z≒38Ω、帯域=6.826~6.858MHz(6.842MHz±16kHz)であった。ということは、変化量は約3.85kHz/mmとなる。
これを目安に、少々加減気味に-40mm、-20mm、-4mm(→合計カット長さ=84mm)とトライ&エラーを繰り返し、最終的にはf0=7.114MHz、SWR≒1.21、Z≒38Ω、帯域=7.098~7.130MHz(7.114MHz±16kHz)となり、調整終了とした。
ちなみに、この状態でHV-7の全長を測ってみると1815mmで、シエンタに取り付けた時のトップは、1794+1815=3609mmになり、3.8m@車両制限令を余裕でクリアすることを確認した。
あと、エレメント84mmカットでf0が349kHz高くなったので、最終的な単位長さの変化量は4.15kHz/mmになった。これは14MHzコイルの実績比で2割ちょいなので、調整する立場で見れば比較的良心的と言えるのかもしれない。
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これは一種の都市伝説なのかもしれないけど、多バンドアンテナの調整は高いバンドを先に終わらせるようにしている。おそらく波長が短いバンドと言うか、帯域が広いバンドの方が他のバンドからの影響が出ても小さく感じるからだと想像するが、確証は無い。
今回は、他にまだHV-4があるため、とにかく7と14の組み合わせで立ち上げることを優先し、このような順番になった。多バンドアンテナとは言えトップローディングで実長さもあるので、一体どんな味を出してくれるのか楽しみだ。
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