JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HFB-17(18MHz用ホイップ)の測定&調整part2

2020年03月23日 22時08分59秒 | 18MHzアンテナ

前記事のつづき。

エレメントのスライドによる調整結果に再現性が無い状態に陥り、少し落ち着くため車中でボーっと数分だけど休憩。その時に「長さしか変えていないのに再現性が無いということは、何かアンテナ以外の要因が有るってことだよな…。」という考えに至り、振り出しに戻ることにした。

とりあえず17.5mm詰めたエレメントを目いっぱい奥まで突っ込んで、今回はロックねじを本チャン並みの強さで締めて再測定。その結果、f0=18.133MHz、ボトムSWR≒1.12、Z≒50Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=18.044~18.222MHz(18.133MHz±89kHz)であった。

上記の測定値は、カット&トライを延々繰り返していた時の中に含まれる同じ条件(削り量=17.5mmで、エレメントのスライド量=0mm)の結果の中で最も低いf0であり、最もしっかりロックねじを締めた状態で、直近の削り量を決めた時に予想して(狙って)いたf0値に近い。

ちなみに調整時のロックねじは、エレメントを手で軽く引っ張っても抜けない程度に締め込んでいたものの、それほど強い締め方ではなかった。理由は導通状態であればOKだと考えていて、緩める時に楽だったからだが、どうも強く締めてねじがエレメントに喰い込んでいない(要するに導通ルートの断面積が極端に狭い所が有る)と、測定結果が不安定になるようだ。

と言うことで、この状態をキープすることにして調整完了とした。ちなみに帯域幅がバンド幅より広いので、バンドエッジでも測定してみた。その結果、18.068MHzではSWR≒1.30、Z≒69Ω、18.168MHzではSWR≒1.20、Z≒43Ωで、バンド全体で安心して使えることが確認できた。

-・・・-
他のアンテナよりもボトムSWRは少し高いが、これはアンテナをクルマ天井のコーナー付近に設置しない限り、SWR≒1.00と言える結果が出ないことと、ボディーの緩い湾曲でマグネット基台では垂直に設置出来ずに花魁みたいになることから、妥協した。

振り返ると、去年の10月から触り始めて約5か月引っ張ってきた。1本のアンテナでこれだけの期間をかけたのは初めてだったが、何とか年度内に片が付いた。今後のCONDXは過度に期待しない方が良さそうだが、モノが揃ったことであやかれる立場には到達出来た。あとは運を天に任せようと思う。


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