Music Mania

No Music No Life

こち亀が終了するらしい

2016年09月10日 | 日常
人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」がコミック200巻をもって終了するらしい。
サザエさんみたいに半永久的に続くかと思ってたので、ちょっと驚いた。

「こち亀」が好きだった。
といっても、読んでたのは昭和の頃だけど。
たしか小学6年生の頃にはすでにはまっていて、腹を抱えて笑いこけたものだ。
クラスの友人にも「こち亀」の面白さを伝え、ファンを増やした。
まだペンネームが秋本治ではなく、山止たつひこだった頃だ。

当時、いわゆるギャグ漫画は、赤塚不二夫や藤子不二雄みたいに、絵がシンプルなのがほとんどだった。
しかし、「こち亀」は、劇画スタイルの精密な作画で、それでいてギャグ漫画という、かなり珍しい手法だった。
そしてなんといっても主人公の両津勘吉のキャラがいい。
その頃人気だった、「トラック野郎」の一番星桃次郎(菅原文太)に、「男はつらいよ」の寅さん(渥美清)の江戸っ子風味を足したようなキャラは、まさに国民に愛される典型だといっていい。
だが、それだけでは、昭和が終わる頃には古臭さが出てしまい、ここまで人気が長続きはしなかっただろう。
両津がスゴイのは、江戸っ子乱暴者でありながら、オタクだったというところだ。
男の子の琴線を刺激する、絶妙なオタクっぽさは、当時他の漫画にはないキャラだったと思う。
そして両津だけでなく、周りのキャラのオタク度合も半端なく、銃、兵器、クルマ、バイク、ミニカー、カメラ、ゲームなど、その道のマニアなら思わずニンマリする部分が多かった。

子供の頃、中川や麗子と違い、両津はオジサンだったけど、いつのまにか、とっくに年齢を追い越してしまった。
もしかすると部長の年齢も超えてるかもしれない。
この辺が潮時なんだと思う。
もう一度、子供の頃親しんだ、20巻くらいまでのこち亀が読んでみたいな。

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