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記念日はボンヴィヴァンで

2014年11月02日 | 食べ物
最近、ユーチューブで古いドラマ「王様のレストラン」を見た。
これは1995年に放送されたもので、主演は松本幸四郎、監督は三谷幸喜。
当時(今もだが)、ほとんど民法ドラマを見ない僕だが、これはとても面白かったので、毎週楽しみにしていた。
このドラマの影響で、ちょっとした記念日にはフレンチレストランを予約して、ちょっぴりオシャレをして出かけたものだ。
そんななか、僕がもっとも気に入っていたのは、伊勢にある「ボンヴィヴァン」という店である。

実は、今年、結婚20周年を迎えた。
本当は3月なのだが、いろいろあって、昨日ようやく20周年を祝う晩餐を行った。
場所はもちろん、伊勢のボンヴィヴァンだ。



建物は大正時代に建てられた洋館で、それだけで雰囲気は盛り上がる。
シェフは河瀬さんという人で、たまにテレビや雑誌などのメディアにも登場し、「人生を愉しむレストラン」というエッセイ本の著者でもある。
僕が前にここに来たのは、もう10年前、結婚10周年のときだったが、そのときはこちらのリクエストで「フォアグラのグリル、マスカットソース添え」というのを作ってもらった。
これはまさに絶品で、もし「この世でもっとも美味い料理」を選べと言われたら、真っ先に候補にあがるほどだ。

今回はとくにリクエストなどはせず、一般のメニューからコースを選んだ。

1.アミューズ(9種のオードブル)
2.前菜(魚介系)

3.魚料理(スズキ)

4.スープ(カボチャ)

5.肉料理(骨付き子羊の網焼き))

6.チーズ盛り合わせ

7.シャーベット

8.デザート盛り合わせ(結婚20周年おめでとうの文字入り)

9.コーヒー


相変わらず、ここの料理は素晴らしい。
魚介類は、どれも伊勢湾で水揚げされた新鮮なものを使用し、その他、季節の野菜やフルーツ、こだわりの肉やチーズをふんだんにつかった料理は、最後まで飽きさせることがない。
一つの料理が終わり、余韻に浸りながらも次の料理が愉しみで仕方がなく、そしてそれは決して期待を裏切らないのだ。
味付けはどれも凝っていて、意外な味覚の組み合わせもあるのだが、それが決して不協和音にならず、絶妙なアクセントとなり、口の中で見事に調和する。
この辺は、さすが本格フレンチを30年以上やってきたシェフの腕が冴えわたるところで、お見事というしかない。
また、パンもレストラン自家製で、料理に合わせた数種類のものをいただくことができた。
なかでも中心となるフランスパンは、バターとの相性が非常によろしい。

最後に、料理を運んでくださっている給仕の方、とても気さくで、料理の説明も楽しく聞くことが出来た。
また、マダムの方ともいろいろお話が出来たのもよかった。

次は30周年記念?
いや、それだと10年後になってしまうので、来年くらいには訪れたいものだ。
他にも行ってみたいレストランはいろいろあるけどね(名古屋のビストロダイアとか)。
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