同居して食事をともにすれば寂しさをぬぐえるかといえば、それは違うと思うんです。
余り一、の存在でそこにいても孤独だと思いますよ。
それなら、独り暮らしの方がいいのではないかと思います。
ずっと昔は、年寄りが家の中で敬われていて、逆らうことができなかったですよ。
それがいいとは思いませんが、結局、そうすることで、年寄りは家の中心に要られて、寂しさを感じずにいられたんだろうと思います。
だからといって、昔がいいとは思いません。
どうしたらいいかというと、とにかく、夫が亡くなったら、独り暮らしになるということを肝に銘じて、心を自立させることです。
どんなに邪見にされても、若い家族の尻尾の方にでもしがみついていたい、という人はいます。
そういう人は、段ボール箱に穴を開けてもそれで耐えるしかないかもしれないんです。
誰しもが満足行く暮らしって、難しいですよ。