いままで そしてこれから

人の為と書いて・・・

5月31日 今日のできごと

2016-05-31 22:00:25 | 日記
予断を許さなくなったこの頃、
できるだけ父親の変化を見ようと、
なるべく、病院に面会に行こうと思います。

日中、仕事をしながらもなんか気がかりになります。
電話が来るんじゃないか、などといつもドキドキします。

でも、今日も病院と施設からは連絡がありませんでした。

仕事を早めに切り上げ、病院へ見舞に出かけました。
ちょうど、看護師さんが検査をしていてくれ、少し話を聞くことができました。
施設の方と受け入れの準備をされているのかと思います、と。
「ん~」とうなずいては見たが、前回施設の相談員の方は
そんなことは言っていなかったような。
たぶん、看護師さんはわかってないと思いました。

ベッドの枕元に、「6月1日 血液検査」のボードがあった。
「これだ!」と思った。血液検査に問題がなければ、退院だ。

今日の様子は、というと
施設にいる時と同じくらい、目を開け、私の指の動きを
追うことができた。
日曜日に、子供が見舞に来たことを話したら、軽くうなずいた。

看護師さんが、血圧を測ろうとして腕をあげたら、とても痛がっていた。
「痛がっていますよ」と聞くと、
看護師さんは「体は全く動かしていないので、関節の拘縮が進んだのですよ」と。

まるで、さび付いたロボットのようだ。
そういえば、老健の時から、リハビリのマッサージをしていてくれたのを思い出す。
普段、私たちは日常生活の中で自然にリハビリを行っている。
柔軟体操をすると痛くなるのは、日常生活の可動範囲以上の関節は動かしていないからだ。

リハビリを全く行わないと、体は丸くなってしまうそうだ。

父は、今となってはあえてリハビリを行う必要はなくなってしまった体なんだ。

さて、明日のどんな日になるのか心配だ。

5月30日 今日のできごと

2016-05-30 21:00:40 | 日記
先週の医師からの宣告から、週が明けた。
病院からも施設からも新たな動きは無かった様だ。

気持ち的には落ち着かない。
来客した時の為に部屋の片付けをして気を紛らわせる。

職場、趣味の方達にも現状を理解して頂いた。
本人の口座から当面必要な資金を引き出した。

しばらくは母の面会はお休みにしよう。

娘が面会に来ました

2016-05-29 21:01:54 | 日記
終末に向けて時計が動き出した。
とりあえず、二人の娘たちに連絡をしました。
長女は東京で暮らしている事もあり、
直ぐには来れないことは承知ですので、
現状だけを報告しました。
次女は比較的近場に住んでいるので、
今日、駆けつけてくれました。
確か、前に面会したのは、正月に来た時に逢ったのが最後。
その時は、まだ老健施設にいました。
体調もすこぶるよく、声に反応し、頭を動かしたり
手を動かしたりもできました。

娘が目の当たりにした祖父は、頬が痩せこけ
肩についている肉もなく、ガリガリの肩でした。
「じーちゃん、わたしだよ、わかるかい」
祖父の耳元で、声かけてみますが、薄目を開けて音には反応しました。
ただ、目の前で指を動かしても、何の反応はしませんでした。

首からの点滴はせず、末梢血管からの点滴のみ。
月曜日に退院の準備をするようなので、どのようになるのか気がかりです。
退院が決まったら、親戚には現状を報告をしなければいけない。
今週も忙しい週になりそうだ。

カウント ダウン

2016-05-27 17:20:59 | 日記
病院から電話が来ました。
 「先生から、お話があります」

今日は、先生のほかに看護師さん、もう一人の先生・
それに、施設でお世話になっている相談員さんも同席です。

ただならぬ雰囲気でした。
今迄の経緯から、「もはや・・・」と直感します。

肺・腎臓の機能の状態を説明され、これからは積極的な
治療はできなくなって来た、とのこと。
これからは、いわゆる看取りになります、とのこと。

病院で看取るか、施設で看取るかを相談員の方と打ち合わせました。
母もいることだし、お互い顔を見合わせることはできないまでも、
同じ建物の中で過ごしてもらうことにしました。

来週、病院をでます。

治療を終えたことについて
「先生、私は残酷なことをしましたか?」

先生は「いや、そんなことはありませんよ。治療を施して
 ご本人様が苦痛を得るより、自然なかたちで息を引き取るほうがよろしいのでは。」と返してくれました。

早かれ 遅かれ いつかはこんな日が来ることは、覚悟していたが
具体的になってくると、これから父に対しどのように接していいのか、わからなく、そして不安です。

今日の、容体は首元から点滴。 
  のどの乾燥を抑える吸引。
目は半開き、見えているかと思い、瞼に手を近づけるも、閉じる仕草もない。
また、声掛けにも反応はなし。

これから、点滴を外されると、栄養の補給はなし、ということになります。
車で言うと、ガソリン補給なしで走り続け、ガス欠と同時にエンジンストップ。
父親も同じく歩むことでしょう。
カウント ダウンがスタートしました。

面会

2016-05-21 23:38:47 | 日記
父の老健入所、母の特養入所の手続き、用足しは私の仕事です。
妻は、と言うと毎月お金をだすこと。

父は体調不良で病院へ入院中です。
見た感じはあまり思わしくなく、いつ急変するか
わからない状態です。

そんなこともあり、死後の行事は私ひとりでは
行なうことはできません。

思い気持ちを抑えながら、
妻を施設と病院へ案内しました。

二人ともまだ、存命のうちに
面会させておけば、へそも曲げないでしょう。

一大事を控えた一日でした。