いままで そしてこれから

人の為と書いて・・・

砂上の楼閣?

2018-05-20 20:36:25 | 日記
私が小学生のころ、担任の先生に教えていただいた言葉です。
小さい頃に頭に入った言葉は忘れないですね。
ただ、深い意味は分かりませんでした。 砂の上に建てられた立派なお城はすぐ崩れる、とか。

7年前に発生した東日本大震災。
東北地方は甚大な被害が出ました。そして原子力発電所の爆発。

私の家も、家財道具も倒壊し壁は剥がれ落ち、柱の隙間も出ました。
それも何とか応急処置をして、生活し 今に至っています。
当時、いろんなリフォーム業者も寄ってきました。
応急処置も済んだことから、訪れてきた業者をお断りしてきました。

先日、ある業者が来て「ベランダだいぶ錆びて来てますね、
 今のうちに塗装をしないとベランダが落ちたりして、結構金がかかりますよ」

私も気になっていた場所だったので、詳しく見てもらうことにしました。
梯子を掛けベランダの様子を見てもらうと、「屋根の瓦の間の土が割れて、漆喰もはがれていますよ。
 地震の影響と思いますが、隙間から雨が入っていると思いますよ。軒天もシミになってるし。もう少し詳しく見てみますね。」
「これは優先順序は屋根ですね。ベランダはそのあとでもいいと思いますよ」

30年前に家を増改築し、基礎を土盛りしたところもあり、地震で沈下し
建物も傾き、増築した構造なので強度はたぶんあまり強くはないのだろう。
振動で、瓦がずれたわけです。

砂の上に建てられたお城(?)同然だったわけです。
住み続けなくてはいけない我が家、補修費はこれからかかり続けます。
はぁー。ため息のつくばかり。

退院許可

2018-05-18 14:41:47 | 日記
先月に入院した母親。
先日、先生からの説明で退院の許可がでました。
なんだかんだで、1か月近く入院したことになります。
施設の担当の方も同席され、施設の受け入れができた段階で退院になります。

時間があったので、母と面会しました。
だいぶ元気になっていて、私の顔を見るととても懐かしい顔をしてくれました。
手を出して、私に触れようとします。お互い手を握り、片方の手では母親の頭などを
触ってあげました。
「どうだい?大丈夫かい?痛いところはないかい?」
母は頭を縦に振り、大丈夫だ、と伝えてくれました。

母は自分の指を唇に触れ、口をパクパクしていました。
傍で見ていた職員さんが「おなかすいたのかい?」と
聞くと、うんうんと頭を振ります。
点滴は外され、食事だけの栄養のようでした。

職員さんと、良くなってよかったねと言われ、私も安心しました。

職員さんが私に耳打ちで「今度、食事が入らなくなったら・・・・」と意味深なことを言われました。
ある程度、私も覚悟はしていますが、こんな段階まで来ているかと、改めて気持ちを据えました。

見舞い

2018-05-13 21:16:07 | 日記
先日、入院している病院から電話。
病室が変わった、との連絡事項。

しばらく顔を出してなかったので、様子を見てきました。
 
前回、面会した時には、点滴のせいか、手足がパキパキに腫れていました。
替わった病室に行くと、半目を開けボーっとしています。
私が手を振ると、私を見てニコーっとしてくれました。
手足の腫れもひいて、シワシワの手になっていました。
血流が悪いのか、手は冷たいです。
手の甲の皮を引っ張ると、1センチは伸びました。

ベッドの下をのぞくと、パジャマ・肌着がビニール袋に入っていました。
使用済みのものと思い持ち帰ろうとしました。

そのビニール袋を鼻の傍で匂いを嗅ぐふりをして、臭い顔をしました。
そしたら、見ていた母も顔をしわくちゃにして臭い、と言う仕草をしていました。
こんどは袋を母の鼻の傍に付けたら、またしわくちゃにして臭い仕草をしました。
2・3回繰り返し遊びました。   当然、袋ですから、匂いなどはしませんが。

意思は完全に私と疎通ができ、うれしかったです。

この調子・この調子! がんばれ、かーちゃん。

5月と言えば

2018-05-08 21:14:18 | 日記
5月と言えば、端午の節句。

先日、スーパーによってみると、賞味期限が近く値下げされている、ちまきが売られていました。
買いはしませんでしたが、またまた回想しました。

両親がまだ健康な時には、父は山に笹の葉をとってきました。
母は、水に浸したもち米を笹の葉に詰め、紐で結わえていました。
時々手伝いをさせられ、コメがうまく詰められなかった印象がありました。
結わえた、ちまきを鍋で煮ます。

はやくできるのが待ち遠しい記憶がありました。
きなこと砂糖を混ぜ少し甘くし、ちまきをつけ食べます。
当時、4人暮らしの我が家では、たちまち無くなってしまいました。

むかし人で、農家育ちの母はなんでもできました。
男の私ですが、様々な料理を教えてもらっておくとよかったなぁ。

なんでも売っている昨今。
これでいいのかなぁ。

あの頃は、よかったなぁ。

入院6日目

2018-05-03 20:32:20 | 日記
病院から、署名してほしい書類があるので来てほしいとのこと。
入院して、寝たきりだと体が拘縮してしまうので、関節の屈伸、
身体の機能を維持するためのリハビリをするらしい。

署名した後、病室へ母の様子をうかがいに行きます。
カーテンを開けると、母は私に気づき手招きをしてくれました。

夕方だったこともあり、外は寒くなり手も冷えました。
冷たくなった私の手を母のおでこ、手に触れてやります。
「外は寒くなったんだよ、おでこ気持ちいいかい?」
「良くなったら、みんなのところに帰っぺない」

母は「%&#?’!&」なにか言っているのですが、私には理解できませんでした。
でも「ん ん ん、わかった」と諭しました。

先日から、食事をとっているらしく安心しました。

手のひらはミトン(手袋)をしていて触れなかったので、
衣類の上からおなかを触れると、あばら骨から下はげっそり痩せていました。
まるで内臓が無くなっているみたいです。

2年前、胆嚢炎の疑いで入院した時には、おなかは張っていたのに、今はげっそりとへこんでいました。
日ごとに痩せていく母を見ていくのがとても辛いです。