いままで そしてこれから

人の為と書いて・・・

ふと、思い出した

2018-01-29 20:34:14 | 日記
ふと、思い出した、あの日の朝のできごと。

こう連日寒い日が続きと、脳血管障害が起こりやすくなる。
父もそうでした。
具体的に、何時にどこでどうした、というのは今でもわかりません。
発見した時は玄関先で倒れていた、と言うことだけ。

胃ろうをするため転院し、2か月ほど入院していた時、
ろくに身体のリハビリをしてもらえず、身体が拘縮してしまいました。
ひじ、膝は90度に曲がりっぱなしになりました。
多分、背骨も曲がらなくなっていたことでしょう。

脳梗塞を発症してから、10か月ほど経過したころには
脳の方はだいぶ戻り、意思が通じるほどまで回復していました。

もし、拘縮していなかったら、車いすにも乗れ
外出をすることもできたかもしれません。
最期まで認知の症状も現れなかったこともあり
もしかすると、今でも胃ろうをして生き続けていたかもしれないと思うと、
私は大変な過ちを犯してしまった、と思いました。

あの時、あの状態を見た時から、自分が早く解放されたいと思い
焦った気持ちが働いたことが、こうさせたのだと思います。

現役状態に回復することは不可能だったことは明らかですが、
会話することぐらいはできるようになった、かもしれません。

寝たきりで胃ろうにより栄養を与えられていれば、身体は衰えるはず。
身体を起こして、せめて車いすでの生活ができれば、変わっていたかもしれません。


裏腹ではありますが、もし生きていればまた違う悩みがあることは言うまでもありません。

遺影を見ながら、父としばし会話をしました。


間もなく一か月

2018-01-25 18:36:12 | 日記
寒い日が続いております。
こちら東北福島では、連日の降雪、そして積雪。
毎日の出勤は、車庫と道路の除雪から始まります。

先月末から母は病院に入院中です。
誤嚥性の肺炎という診断でしたので、そうは長くはないと思っていたのですが
退院後の誤嚥に備え、呑み込みの検査をするらしい、とのこと。
どうやら、鼻の穴から管を通し、食べ物の呑み込みの様子をカメラで観察するらしい。
想像するだけで辛そうですが、頑張ってほしいです。

今、病院ではインフルエンザ拡散防止のため、面会が家族のみになっています。
それも先週までは、一切面会禁止の措置がとられていました。

今日、しばらくぶりに母と面会してきました。
病室に入ると、顔の色気は薄く白くなっていました。
そして時折、奇声を発し不気味な感じをしました。

ここは施設と異なり治療をするところ。
患者にとっては、決して居心地は良くないはず。
誰と会話することもなく、テレビを観られるわけでもなく、ただベッドに横になっているだけ。
認知症が進行している気がしました。 かわいそうでした。
施設ではこんなことはなかったのに。

着替えを持って行った私を見ると、手をギュッと握り離そうとしませんでした。
「どうしたい? 着替えを持って来たからない。早く良くなってみんなのところに戻っぺない。」
手の甲には内出血したらしく、赤黒くぶちていて、あちこちに絆創膏が貼ってあります。

このままいると、ほんとにぼけてしまいそうで、かわいそうでした。

また あの日がきた

2018-01-14 20:41:34 | 日記
いろんなことがあって
もう何年経ったのか、すぐには思い出せなくなりましたが
1月14日は父が脳梗塞で倒れ、人生が一変した日でした。
一番悔しかったのは、当然父であることは間違いない。

自分の体に何が起こったのか、わからなかったことだろう。
その後、一言も会話することができず、身体を自分で動かすことができなくなってしまいました。

昨日まで(倒れる前日)なんの前兆もなく、好きだった大工仕事もそのまま置きっぱなし。
カンナ・ノミ・ゲンノウ・作りかけの箱みたいなの、もそのままでした。

私には、もう必要のないものばかり。
少しずつかたづけよう。

今でも後悔しています。

退院間近?

2018-01-09 20:49:20 | 日記
今日、病院から電話がきました。
一瞬、ドキッ、と。

話を聞くと、先生から話があります、との事。
それ以上のことは聞かなかったが、昨日面会した様子からすると
多分、退院に向けての説明になると思う。

前回入院したのは10月だったことから、2か月で再入院したことになる。
まぁ、これからは さらに繰り返すことだろうな。

母も頑張っているのに、次第に弱ってくる体力を考えると 辛い。
そう長くは続かない現実。

父の時は、一瞬にして脳梗塞を発症し、意識がなくなってしまったのに対し
母は、無理があるものの意思の疎通はあるし、スキンシップもできる。
こんな母親が、次第に衰えていく体力を見納めることができるのだろうか。

辛い時期と遭遇するときは必ず訪れるが、気を強くもって乗り切りたい。
頑張れ 母ちゃん! 少しでも長く生きてくれ!

病院の往復

2018-01-08 20:45:32 | 日記
病院に入院している母親。
アメニティを最小限にしているために、下着類・パジャマを3日に一度
病院に取り換えに行きます。

寝ているときは、交換だけして帰ってきますが、
今日は起きていました。
「よっ、」と声を掛けると懐かしそうに優しい顔をしてくれました。
ベッドの脇の衣装棚に、話を掛けながら片付けます。
「母ちゃんの下着だからね、洗って持って来たんだよ」と。
「早く、みんなのところに戻れるといいねぇ」と声を掛けると
母は、頭を少し縦に振り「うん」とうなずきました。

今週あたり先生から話があるといいです。
病院は治療をするところであり、ずっとベッドに寝たきりです。

施設に戻れば、車いすに乗り、他の利用者さんと一緒に居れて
精神的にも落ち着くでしょう。

洗濯から解放される私も助かりますし。