たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

マグロの漁獲制限

2006-12-02 11:50:20 | Weblog
 日本人は昔からマグロが好きで世界最大の消費国だ。お刺身やおすしのネタはなんと言ってもマグロだ。缶詰もあるがやはりマグロは生で食べるのがおいしい。最近は諸外国でもヘルシーでおいしい日本のすしが好評で、これに伴ってマグロの消費量も年々増大している。
 このためマグロの漁獲量が年々増大し、近年マグロが減少していることが問題となっている。このまま獲り続ければマグロが絶滅してしまうのではないかと心配されている。そのため国際協定で漁獲量を制限することとなった。今のところはクロマグロやミナミマグロなど高級マグロの漁獲制限が厳しいがその他の大衆マグロも影響必至の状況のようだ。
 以前、おすし屋さんといえば客席が10数人程度の小さなお店が多くかったが、今では100席以上もある大きな回転すしのチェーン店があちこちにできて繁盛している。またすしのデリバリーも盛んだ。今やおすしは以前のような特別なお祝いとか来客のご馳走として食べるのではなく、日常的な食べ物となっている。
 マグロの漁獲量が減少すれば必然的にマグロの値段は上がるだろう。値段が上がればマグロを食べる機会は減少するが、それに代わるネタは、いわし、あじ、さばなどいくらでもある。これなどは健康にもよく結構おいしい。いかにマグロがおいしいからといって頻繁に食べているとありがたみが薄れてくる。マグロ資源保護のための漁獲量の制限は乱獲のツケが回って来たものだ。マグロについて考えるよい機会だ。


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