たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

河村ウォッチング

2009-12-02 21:04:37 | Weblog
11月27日市議会での質疑応答から
 市民税を10%の定率減税について多くの議員から質問があった。定率減税では結果として多額納税者が優遇されることになり、庶民には何の恩恵もないことについて河村市長の見が質された。市長は現行の市民税は以前のような累進課税ではなく定率課税であるので、課税率を10%減らしたことで何ら不公平ではない。結果として額において差が出るのは致し方ない。定額減税するには根本から変えないとできない。減税効果で市外から名古屋市内へ人や企業が移って来るので市の景気はどこよりも早く回復する。わし(市長)も既に2人ほど市内へ移住させたなどと答え、減税の恩恵にあずかることのできない市民に対する特段の政策は示さなかった。
 市長と議会との関係についても複数の議員から質問があった。市長は常々から市長には議案の提案権しかなく、特別の場合を除き議会を解散する権限がない。こんな馬鹿なことはない。議会で否決されたら何もできない。これでは議会が王様だと言っている。地方自治制度は市長も議会の議員もそれぞれ選挙で選ばれる二元代表制だ。市民から多大の信託を得た市長の提案といえども議会がこれをチェックし審査する、いわゆるチェックアンドバランスは市政運営に欠かせないのではないのかと市長の見解を質した。市長は提案権だけで解散権のないのはおかしいとの持論をくり返し、この三大政策が議会を通らない場合は別途の方法(議会解散に向け署名集め)を考えると答えた。
 議会の定数を半減させるなどの議会改革を提案した市長の狙いは、議会の権限を縮小し、市長が優位に立つ政治体制を作り上げるところにあるのではないか(田口委員)との意見や、あくまで解散を強行しようとするのであればどうぞご自由にというしかない。市民の良識を信じて受けて立つ(前田議員)との決意表明など市長の議会改革案に対する反発は激しいものがあった。
 市長の一貫した姿勢は、わし(市長)の考えは善で、わしに反対する議会は悪だとするものだ。ただ対立軸を立て押しまくるだけで議会と調和を図る姿勢は全く見られない。


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