たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

東国原宮崎県知事の初議会

2007-02-16 11:54:53 | Weblog
 当選早々から鶏インフルエンザで追いまくられていた東国原宮崎県知事が、初議会で所信表明演説を行った。今のところ議会勢力はオール野党といわれており、報道によると議長はじめ有力議員の前評判は「お手並みを拝見してから」とするものが多いようだ。
 就任以来全国テレビでの露出度は知事としては一番だったのではないか。そんなこともあってか、初議会は大勢の報道陣や傍聴人で傍聴席に入りきれず、別室のテレビで生中継を行ったほどだったようだ。選挙のマニフェストに従い30分余の演説はおおむね好評のようだ。テレビ局による県民へのインタビューでは、知事自身の言葉で所信を分かりやすく訴えていることに好感を抱いているようであった。
 ともかく最初に取り組まなければならない仕事は、前知事が談合汚職事件で辞職した後だけに、官製談合を防止する入札制度改革の実施だ。この問題は業界がらみの大変根深いものがあるので、これを根底から断ち切らねばならない。その点、新知事は当選に当たって何のしがらみもないので、存分に手腕を発揮することができるだろう。知事を補佐する副知事の人選も曲折の結果、内部から総務部長を登用することで決まったようであり、「宮崎をどげんかせんといかん」との言葉どおり議会との対立を恐れず突き進んでもらいたいものだ。