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世界の将来について、一緒に考えていくブログ
-2006年から大恐慌の到来を予想
-6年半ぶりに投稿

大恐慌!?その413 5月の各種統計から+グリーンガムの包み紙

2009-06-01 12:59:03 | 世界経済

GM救済はベストタイミング。このための色々な地ならしと見た方がよいのかもしれないが。

5月はあまりカバー出来なかったが、1か月分の諸統計をまとめている便利なページ。最大の問題は、回復がV字なのか、U字なのか、L字(当分回復しない)のか。

これら統計だけで楽観的にとらえられる状況には思えないが、どうか。。。

May Economic Summary in Graphs

http://www.calculatedriskblog.com/2009/05/may-economic-summary-in-graphs.html

・新築住宅販売の在庫は10.1か月分。ピークの12.4か月からは下がっているが、今だ高水準。

・中古住宅販売の在庫も10.2か月分。通常、6~8か月分まで下がらないと価格下落は収まらないが、銀行差押物件で多くが在庫にカウントされていないという話もあり、潜在的な在庫の存在が懸念される。

・NAHBのHMIや建築士ビリング指数などで、若干の改善がみられるものの、まだ低水準。

・1967年に統計が開始された米設備稼働率は4月も最低更新。

 

 

○今日の日経の朝刊p.3の米アリックスパートナーズのクロフォード氏の以下のコメントが印象的。

「米国人は楽観的なので、道に落ちているグリーンガムの包み紙まで春のグリーンシュート(景気回復の芽吹き)と見たがる。株価はときにその典型だ。注意すべきは悪化し続ける雇用・・・・」