1/5の12月米雇用統計を受け、米株式市場は下落した。
ADPの数字を受け、弱すぎる数字が懸念され、発表前には急激な円高が進んだが、16.7万人増という堅調な結果を受け、一気にドルが買い戻された。しかし、時間当たり賃金が、0.5%増と0.6%増を記録した4月以来の伸びとなり、前年比ベースでも前月と引き続き4.2%増と、2001年2月以来の水準となった。逆に強すぎる賃金上昇のペースを受け、FRBの利下げ期待が一気に遠のき、株安に繋がった。
ADPの指標とのずれが気になるところであるが、(大)不況!? その52 12月米雇用統計はネガティブ・サプライズの可能性で引用したグラフが示す通り、毎月の数字にぶれがあっても、長いトレンドで見ると、関連性は強いようなので、今後同じ傾向に収斂する(ADPの数値が上ぶれる、or雇用統計が下ぶれる)ものと思われる。
以下のページも参照。
http://calculatedrisk.blogspot.com/2007/01/jobs-bls-vs-adp.html
また、以下のページで示すように、12月は住宅向け建設労働者数が1.6万人減少した様だ。
http://calculatedrisk.blogspot.com/2007/01/december-employment-report.html