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清華亭と偕楽園 その2

2006-08-23 22:39:35 | 札幌・歴史探訪

  昨日に引き続き、清華亭と偕楽園です。

 この場所には、清華亭だけがただ建っていたのではなく、周りは「偕楽園」と
いう公園の中に清華亭が建っていたのです。

 偕楽園は、明治4(1871)年に原生林を切り開いて作られました。
樹木や花が植えられているだけではなく、植物の試験栽培やサケの孵化場などが
あったそうです。

     「サケの孵化場って、近くに川なんて無いじゃない?」
 と思っている札幌の方もいるかと思います。
          
 当時は、シャクシコトニ川という川が、現在の中央区北5条西8丁目の辺りに
あった泉を源流として偕楽園の中や北大の中を流れ、麻生を経て篠路で伏籠川
に合流していたそうです。
 ※シャクシュコトニ川は、平成16(2004)年に北大構内に流れを再現させる工事が行われました。
  水は藻岩浄水場から引いているそうです。
       
 その後は試験場や孵化場の廃止、中島公園の造成で、偕楽園は公園機能を
失っていったようです。

 明治6(1873)年の、日本の公園制度創設よりも先に造られた偕楽園は、札幌の
公園発祥の地であることはもちろん、日本でつくられた最初の公園です

      公園と認定されたのが第一号ということですね…。

  現在は、偕楽園の跡の一部に偕楽園緑地という公園がありますが、周りは
大原簿記専門学校やマンションや住宅が立ち並び、当時の面影はありません。
        

大原簿記専門学校に、偕楽園に関する看板がありました(北区北6条西8丁目)
        
         校舎は偕楽園跡地に建っているようです。

           偕楽園緑地から見た、清華亭
            

       街の中にひっそりと清華亭がたたずんでました。



    交通手段       JR札幌駅北口から西へ 徒歩10分
  清華亭所在地        札幌市北区北7条西7丁目
 
                         以上、清華亭と偕楽園   

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