屯田兵村の中心に位置する場所にあるのが
「山鼻公園」
(札幌市中央区南14条西10丁目)
明治14年頃は、練兵場の一部として使われていたそうです。
この公園には、記念碑が建っています。
「山鼻兵村開設碑」
この記念碑は、兵村開設20周年を記念して明治27(1984)年9月30日に
建立されました。
札幌軟石を積み上げたもので、台座を含めて高さが6m。
題字は、当時の屯田兵司令長官 永山武四郎 の揮毫。
背面の碑文には
「明治九年五月 青森 秋田 鶴岡 宮城 岩手の五県から二百四十戸が
入植 翌年 西南の役で派兵となったが 一方養蚕なども行い 与えられる
農地は年を追って増え七百三十町歩になった」
と当時の兵村の様子がうかがえます。
ちなみにこの碑は、兵村共有の株券を処分して得た収入と有志の寄付で
建てられたそうです。当時の金額で160円だそうです。
山鼻公園の斜め向かいには「山鼻記念会館」という建物があります。
(札幌市中央区南14条西9丁目2-13)
一階には「ラ・ヴェリテ」という洋菓子店が入っています。
二階に、山鼻屯田兵についての資料があるという事で行って見ました。
「山鼻屯田兵資料室」
当時の生活用品や資料・写真が展示されています。
開館日 土・日 10:00~15:00
この資料室に行って、知ったことがあります。
札幌市内及び近郊を営業エリアとしている「札幌信用金庫」
山鼻地区の産業発展のために大正10(1921)年12月に設立された
山鼻信用組合というのが前身となっているんですね。
(昭和26年 信用金庫法が発布 札幌信用金庫に改組)
多分、こういった真面目な記事に飽き飽きされていると思いますので
一階にあった洋菓子店ラ・ヴェリテにも寄ってきました。
こんな感じのかわいいケーキが売っています。
おいしそうに写真が撮れず、お店の方すいません。
喫茶コーナーは満席に近い感じで賑わっていました。
130年前は原野だった山鼻地区も、現在では高級住宅やマンションが
立ち並ぶ住宅地に変貌しました。
開拓前の姿を想像出来ない位にびっちりと建物が立ち並んでいます。
苦労して開拓した人々がいたからこそ、今の山鼻地区があるんだなと
改めて考えさせられました。
おわり
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