私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

コロナT40系コラムシフトのことなど

2018-09-25 | 沼津そして伊豆周辺
 昨日紹介した「男はつらいよ第7話」の中で、コロナT40系のライトバン極短いシーンがあったので、興味深く眺めたのです。私もウン十年前にトヨタディーラーに在籍したけどP店ではなくT店だったし、もしP店だったとしても既にこの年式のクルマはほとんど絶滅していたから、実物にお目に掛かる機会は少なかったとは思います。

 映画の撮影のことですから、車内の様子を実際の走行中に撮影していることはないでしょうから、運転者(前田吟)がシフトレバーに触れることもない訳ですが、たぶん3速もしくは4速のMTでしょう。4速の場合ですが、ニュートラ位置から、レバーを引き上げ上が1速、そこから下で2速、ニュートラへ戻して上が3速、下が4速、ニュートラからレバーを押し込んでしたがRだろうと思います。シートはコラムMTでも、ベンチとセパレートとあった様です。タクシーなどほぼベンチシートで、小型タクシーによく使われていた車種でした。映画のシーンと、Netで見つけたインパネの風景を載せてみます。




追記
 このT40モデルがトヨタの大ヒット作で、ほぼ同時期に販売のカローラと共に、名実ともにトヨタを日本トップの車両メーカーに押し上げる原動力となったクルマでしょう。たいたい、これらクルマが世代交代して10年後ぐらいした私がディーラーにいる頃、初めてトヨタが全国都道府県でシェアトップに立ったと騒いでいたくらいトヨタと日産の差は拮抗していたのです。例えば、日産の生産プラントが集中していた神奈川とか静岡など、日産のシェアが上でしたし、確か秋田なども後年までトヨタが首位ではなかったと思います。
 更に与太話を書きますが、T50というのが2ドアHTモデルです。そしてRT55というモデルが、1600GTモデル(9Rエンジン/GT5とGT4(変速数)あり)ですね。後年のBMW・M3みたいにフェンダーにエアスクープが付いたモデルです。そのシートは、同時期に販売していた2000GTと酷似(まったく同じか知りませんが)していました。


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