私の思いと技術的覚え書き

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テフロン関連の毒・米デュポン社を告発している映画

2022-03-04 | コラム
テフロン関連の毒・米デュポン社を告発している映画
 テフロンコートのフライパンを空焚きして、板面温度が350~450°に達すると出るガスは毒性があるそうだ。また、テフロンコート関連で、加工材料として併用される、PHOAとかPFOSというフッ化基物質の毒性もあると云われており、米3Mとかは、日本でも旭ガラス(現AGC)、ダイキン工業で使用していたらしいが、近年使用を止めているが、デュポンでは未だに少量使用しているということがあるらしい。

 数年前より、日本の高純度フッ化水素(12N・99.999と9が12桁連鎖する高純度さ)の中・韓国への輸出が制限されているが、このフッ化水素は劇物でガラスを溶解するのみならず、人体も溶解してしまうと云う凄い溶解度を持つ物質だ。これは、ICなどの微細加工の洗浄に利用され、そういう事故ことがないように工場では管理されているが、フッ化水素が入った浴槽用の容器に転落したら、即死で放置すると跡形もなく溶けてしまうだろう。

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12/17公開『ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男』90秒予告
2021/10/07
https://www.youtube.com/watch?v=aKdurdXFs_c

巨大企業の隠蔽を暴き、独りで闘った弁護士の実話を基に描く。
これは―あなたにも起こりうる物語。

1998年、オハイオ州の名門法律事務所で働く企業弁護士ロブ・ビロットは、思いがけない調査依頼を受ける。ウェストバージニア州パーカーズバーグで農場を営むウィルバー・テナントは、大手化学メーカー、デュポン社の工場からの廃棄物によって土地を汚され、190頭もの牛を病死させられたというのだ。さしたる確信もなく、廃棄物に関する資料開示を裁判所に求めたロブは、“PFOA”という謎めいたワードを調べたことをきっかけに、事態の深刻さに気づき始める。デュポンは発ガン性のある有害物質の危険性を40年間も隠蔽し、その物質を大気中や土壌に垂れ流してきたのだ。やがてロブは7万人の住民を原告団とする一大集団訴訟に踏みきる。しかし強大な権力と資金力を誇る巨大企業との法廷闘争は、真実を追い求めるロブを窮地に陥れていくのだった……。
すべては2016年1月6日のニューヨーク・タイムズ紙の新聞記事から始まった。米ウェストバージニア州のコミュニティを蝕む環境汚染問題をめぐり、ひとりの弁護士が十数年にもわたって巨大企業との闘いを繰り広げてきた軌跡が綴られていた。この記事は、本作で製作も兼ね、環境活動家でもある実力派俳優マーク・ラファロの心を動かした。すぐに映画化に向け動きだし、自らトッド・ヘインズ監督にオファー。さらに、アン・ハサウェイ、ティム・ロビンス、ビル・プルマンなど豪華キャストが集結。ある農場主の悲痛な訴えから始まった小さな案件が、大規模な環境汚染問題に発展していく様を克明に描き出す。人命さえ脅かす化学物質の存在が身近な恐怖として描かれ、闇の中の真実をひたむきに追求するロブの姿から目が離せない。12/17(金)TOHOシネマズ シャンテ他ロードショー


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