私の思いと技術的覚え書き

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日産自の杜撰完成検査問題に思うところ(その3)

2017-10-13 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 今回の日産の検査問題は、本質として極めて重大なものだと思う。しかるに、日産の西川某なる社長会見を視聴するに、「大変申し訳ございません」と云いながら、「検査は確実にしており安全に問題ない」と云いきる。会見全体として真摯な反省を示す対応というより、どちらかと云えば強気ともとれる印象を持つ。だいたい、これだけの問題の会見ともなれば、複数以上の役員が同席し、首を垂れると共に、不測の質問にも回答できる様な対応をするのが一般的ではないだろうか。それが、米大統領の会見じゃあるまいし、西川某なりが単独で、ある意味自信満々みたいな顔(人のことを云える立場にないが)で言い切る。ちょっと太々しいとも感じる次第だ。

 前にも記したことだが、これが指定整備工場における検査員がしでかした問題だったらどうだろう。最悪で指定取り消しと検査員の資格取り消しという、企業の命脈を作用しかねない処分が下されるだろう。

 しかし、今回の問題は、内部告発が端緒となって国交省の臨検による問題発覚だろうが、日産自への最終的な処分は大したものにはならないだろう。それは、役人の天下り先確保という、役人と大企業の一蓮托生の連携すべき力学が作用する故だろう。

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