トヨタコースター日野エンジン搭載に見切り付け
トヨタのマイクロバス・コースター(日野リエッセⅡもOEM車)は、マイクロバスでは国内ダントツのロングセター車だし、アセアン諸国への輸出もそこそこある。この搭載エンジンである日野N04Cが型式指定取消となり、私見だが同型式ではおよそ新規型式での型式指定取得は甚だ難しいだろう。日野で新設計エンジンを作り直すしかないのではないかと想像している。
ということで、トヨタではN04Cに見切りを付け、同社のランクルやハイエースにも搭載のIDGエンジンを搭載することで対応しようと云うことの様だ。
そもそも、N04Cを搭載するのはマイクロばすだけでなく、日野の2トンから3トンクラストラックに搭載してきた最量販エンジンなのだが、このクラスは競合他社ではいすゞもふそうもツインカムヘッド3L+TI(ターボインタークーラー)付きなのだが、日野だけOHVヘッド4L+TIで旧態依然という状態だったのだ。その代わり、極低速トルクで多少有利かとうことを、時々の比較乗車する都度感じて来たが、それでもこのN04Cはターボラグが大きいし、個体差もあるようだがディーゼルノック音が大きすぎる。これで、自動車技術会・技術賞受賞かよと乗る都度思って来たエンジンだ。
今回、エンジンスペックの比較表を載せたが、馬力トルクとも1GDで大幅にアップするが、これは全負荷ベンチテストの値だ。極低速からアクセルを踏み込んだりした場合は、タービン回転数が10万rpmを越えるほどまで立ち上がらないと、こんなトルク値はでない。
まあ、ランクルとかハイエースから、より重量車に載せると云うことになれば、トルクコンバーター容量拡大で慣性マス増大など、低速トルク増強を狙うチューニングされるのだろう。しかし、いすゞもふそうも3Lエンジンは、低速回転でのトルクの細さが気になるし、上の絶体馬力も小さい。積載車だと、BMWミニ(1.5トン程)を積載した状態で、東名高速の大井松田から御殿場の登坂は目一杯アクセル全開でも80km/hが限界だ。平地の加速はそこそこ不満はないのだが、登坂に弱いと感じるが、そもそもターボ付き以前はこのクラスは5Lエンジンだったのだからムリもない。


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トヨタ コースター、日野製エンジン搭載を断念…燃費改良の目処が立たず
レスポンス 10/21(金) 16:15配信
トヨタ自動車と日野自動車は、発売が遅れていた小型バス、トヨタ『コースター』および日野『リエッセII』の改良予定モデルについて、トヨタ開発の「1GDエンジン」を搭載する一部仕様を2023年3月(予定)に発売すると発表した。
一方、日野自動車開発の「N04Cエンジン(尿素SCRシステム搭載)」を搭載する予定で開発・準備を進めていた、その他の仕様については、必要な燃費改良の目処が立たない状況となっている。トヨタ自動車では、N04Cエンジンの搭載を断念。他のエンジンを搭載するなど、代替案を引き続き検討していく。レスポンス 纐纈敏也@DAYS
トヨタのマイクロバス・コースター(日野リエッセⅡもOEM車)は、マイクロバスでは国内ダントツのロングセター車だし、アセアン諸国への輸出もそこそこある。この搭載エンジンである日野N04Cが型式指定取消となり、私見だが同型式ではおよそ新規型式での型式指定取得は甚だ難しいだろう。日野で新設計エンジンを作り直すしかないのではないかと想像している。
ということで、トヨタではN04Cに見切りを付け、同社のランクルやハイエースにも搭載のIDGエンジンを搭載することで対応しようと云うことの様だ。
そもそも、N04Cを搭載するのはマイクロばすだけでなく、日野の2トンから3トンクラストラックに搭載してきた最量販エンジンなのだが、このクラスは競合他社ではいすゞもふそうもツインカムヘッド3L+TI(ターボインタークーラー)付きなのだが、日野だけOHVヘッド4L+TIで旧態依然という状態だったのだ。その代わり、極低速トルクで多少有利かとうことを、時々の比較乗車する都度感じて来たが、それでもこのN04Cはターボラグが大きいし、個体差もあるようだがディーゼルノック音が大きすぎる。これで、自動車技術会・技術賞受賞かよと乗る都度思って来たエンジンだ。
今回、エンジンスペックの比較表を載せたが、馬力トルクとも1GDで大幅にアップするが、これは全負荷ベンチテストの値だ。極低速からアクセルを踏み込んだりした場合は、タービン回転数が10万rpmを越えるほどまで立ち上がらないと、こんなトルク値はでない。
まあ、ランクルとかハイエースから、より重量車に載せると云うことになれば、トルクコンバーター容量拡大で慣性マス増大など、低速トルク増強を狙うチューニングされるのだろう。しかし、いすゞもふそうも3Lエンジンは、低速回転でのトルクの細さが気になるし、上の絶体馬力も小さい。積載車だと、BMWミニ(1.5トン程)を積載した状態で、東名高速の大井松田から御殿場の登坂は目一杯アクセル全開でも80km/hが限界だ。平地の加速はそこそこ不満はないのだが、登坂に弱いと感じるが、そもそもターボ付き以前はこのクラスは5Lエンジンだったのだからムリもない。


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トヨタ コースター、日野製エンジン搭載を断念…燃費改良の目処が立たず
レスポンス 10/21(金) 16:15配信
トヨタ自動車と日野自動車は、発売が遅れていた小型バス、トヨタ『コースター』および日野『リエッセII』の改良予定モデルについて、トヨタ開発の「1GDエンジン」を搭載する一部仕様を2023年3月(予定)に発売すると発表した。
一方、日野自動車開発の「N04Cエンジン(尿素SCRシステム搭載)」を搭載する予定で開発・準備を進めていた、その他の仕様については、必要な燃費改良の目処が立たない状況となっている。トヨタ自動車では、N04Cエンジンの搭載を断念。他のエンジンを搭載するなど、代替案を引き続き検討していく。レスポンス 纐纈敏也@DAYS