私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

コンビネーションメーター内蔵フラッシャーユニットのこと

2018-09-02 | BMWミニ
 最近の自己コメントで、コンビメーター内蔵のフラッシャーユニットのことに触れましたが、BMWミニ(R50)の実物写真を紹介してみます。
 写真のメーター基板裏側の上部左側の黒い四角いデバイス(tycoと記されている)のがフラッシャー用マイクロリレーです。ここからカチカチと作動音が出るようにしています。リレーのコントロールは、LSI内蔵のソフトウェアコントロールだろうと思います。だから、コーディングにより点滅間隔など変化させることもできる様です。なお、上部中央の丸いのは、警告音用のブザーです。IGスイッチONで各システムのイニシャライズ(初期化)中に発音したり、走行中に外気温が2もしくは3度でピーと単発警告するもので、欧州車は多くに付いています。
※tyco社は現TEコネクテビリティ社のブランドの一つで、リレー以外にもコネクタハウジングなど電気、電子デバイスを作る本部スイスの企業。tycoとAMPの合体企業で日本法人もあり。

リレー余談
 皆様の近くの駅近くにNTT(旧電話公社)の大きなビルがあることでしょう。これら大きなビルは、事務フロアー(多くが最上層)以外にほとんど窓がなく、倉庫みたいな建屋外見だろうと覆います。現在みたいにコンピューター技術が未成熟な時代まで、電話番号の切り替えは、クロスバー交換機というリレーのオバケみたいな機構で、それらリレーがギッシリ詰まったラックが並んでいたのだと思います。しかし、今や電話交換も、各家から交換局まではアナログで、局でAD変換してデジタル信号で専用線で多重通信で接続するという方式になっているのでしょう。だから、これは想像ですけど、余剰スペースは広大に生じているのであろうかと思います。



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