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 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

レーシングドライバーのこと

2016-08-27 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 映画「グラン・プリ」の特典映像の中で、当時のチャンピオンドライバー「グラハム・ヒル」(デイモン・ヒルの父)は、新人であった「ジャーキー・スチュワート」の「ミスしたがなんとか立ち直った」の言葉を聞いてこう云ったという。「それは君が限界まで攻めていなかったからだ」と。(つまり攻めが甘いと言いたいのだろう。)こと程かようにレーシングドライバーとは、限界を極めるし、一瞬のミスも許されない、つまり命取りになる職業だと感じ入る。

 特にF1の予選においてスターティンググリッドを決めるタイムアタックでは、見るものに狂気すら感じさせる程に限界を攻める走りは凄いと思える。これは、日本では土屋圭一辺りが広めたと思える、一見派手だが、ただドリフトアングルさえ付ければいいというお遊びドライビングとは、掛け離れたレベルのことである。前後タイヤのコーナリングフォースの限界を極め、ほとんどドリフトアングルなしで(つまりステアリングは当て舵なしの直進状態)で、4輪が綺麗に外側に膨らんでコーナーをフル加速で離脱していく。

 ところで、レーシングドライバーのすべてを知る知識もないが、幾らか記憶に残り知る中で感じることを勝手な思いで記してみたい。なお、レーシングドライバーは実戦で早いだけでなく、レーシングマシンの開発におけるテストドライバーとして、的確な意見を開発エンジニアに伝える能力も合わせ持つのが真の姿だと感じる。以下、私が知るレーシングドライバーの一部を、勝手に論評したものである。異論、反論、擁護、多いに結構だ。

・グラハムヒル
 先に記した逸話の如く、真のレーシングドライバーだろう。2度のF1グランプリワールドチャンピオン。息子のデイモンも1度のF1グランプリワールドチャンピオンたるが短命にして現役引退したイメージを持つ。

・ニキラウダ
 3度のF1チャンピオン。ニュルのクラッシュ火災事故からの執念を感じる復活など、存命だが伝説的ドライバーと思える。マシンの開発のテスト能力も高かったことが伺える。

・アウルトンセナ
 ホンダエンジンと共に3度のF1チャンピオン。ホンダのF1チム監督だった桜井淑敏(よしひと)氏とは、レース外でも交友会系を持つ。開発テスト能力も高いものを持っていた様だ。YouTube画像などで感じるが、かなりセンシティブというか神経質そうなイメージを持つ。

・ミハイルシューマッハ
 7度のF1チャンピオン。正確無比なドライビング。F1引退後もスピード中毒から抜けきれず、二輪車やスキーなどのスポーツを楽しむが、2013年12月スキーで転倒大事故を生じる。1年の療養の後、自宅で車椅子の生活をしているという。

・黒澤元治
 元ニッサンのワークスドライバー。引退後もBSのテストドライバーやホンダのテストドライバーとして、長年活躍された。現在でもYouTubeで時々、ドライビングや少ない言葉を聞くが、なかなか説得力がある発言が多い。

・中嶋悟
 日本ではまあまあ活躍したドライバーだが、ホンダの力を借り参戦したF1では、正直世界の壁は厚かった。まあ、本人の性格の問題だろうが、インタビューなどで彼の発言を聞く時、なんて覇気のないドライバーだと感じつつ見るのが苦痛だった。

・土屋圭一
 なんか調子のいい軽い話だけのドライバー。しゃべり過ぎ。無意味なドリフトを流行らせた張本人で好きになれない。

・生沢徹
 日本のレースの創生期の人物。ドライビングセンスは、なかなかのものだったことが伺える。彼に会ったことがある人物で聞くと、相当に神経質であったらしい。これも噂だが、男色家であると言うことであるが、これは事実としても性癖のことであって、非難すべきことでもない。

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