元復興大臣の訃報報道について

　昨日、元復興大臣・松本龍（以下松本某）の訃報報道がなされたが、雑感を書き留めておきたい。なお、死者を鞭打つとのモラルを指摘する意見もあるだろうが、元公人に際の仕業であり、このような愚劣な輩が今後も登場する可能性はないとはいえぬので明記しておきたい。

①松本某は、東北震災時における復興相であったが、現在は落選し一私人になっている。復興相当時に、それなりの成果を上げたという話は聞かぬが、そもそもこんな訃報報道がなされること自体が異常だと感じる。まあ、復興相当時の酷さぶりから、視聴者の好奇を呼ぼうというだけの、何時もの下らないマスコミの特性故のことだろう。

②松本某は東方震災時の復興相として、宮城県知事との会談にあたり、明らかに自らが知事より上位との意識から、見下す発言を繰り返した。それはあたかも、体育会系の頭の悪い奴が、威勢がすべてという勢いで先輩が後輩に対し一切の抗弁を許さず一方的な発言を行ったに等しいであろう。政治家にしても官僚にしても、例え上位の意識は持っても、そんなそぶりは表に出さず、上辺だけはいんぎんに（本音はもっと陰湿なやり方だろうが）な応対するだろう。それが、一定狡賢い者の常識だろう。それを、まともに思うままに権力者だけの発言に終始し、それをテレビに取られ放映されるというマヌケぶりを示したのだ。
　しかし、松本某も頭は悪いがバカではないだろう。もし、この時の宮城県知事が大阪の橋元元知事みたいな気質だったら、ここまで騒ぎになる前に、ちょっと待ったと逆襲されていたか、そもそもそんな発言を控えただろうに。正に、お前（宮城県知事）に復興支援してやるんだぞという、見下し意識しかなかったアホだろう。

③ｗｉｋの記述を見ると、松本某は松本組という土建屋の息子に産まれたらしい。そのことを持ってうんぬんするつもりもないが、父親は運動の父と呼ばれた国会議員であったという。だから、此奴も２世議員ということになる。今の世は、２世３世と政治家が稼業化しているが、なにか異状だと感じるのは私ばかりでないだろう。

④同じくｗｉｋの引用として、こ奴が親分肌なる言葉を見るが、周囲に威張り散らすのが親分だとしたら大きな間違いだろう。相手の立場もわきまえず威張り散らし、何ら子分の面倒見ない者が親分と認められる訳ないし、慕う子分がいる訳がない。

⑤何れにしても不快な奴だ。６６才の訃報を聞いても、ああそうですか、そんなアホな国会議員もいた様だねだ。